水質調査、騒音振動測定など環境調査は、関西環境リサーチ株式会社にお任せ下さい

「感」お知らせ&日々の所感
お知らせの他、社員各自や一同が社会人生活で感じていること。
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 2020/12/28   (52/52週) 2020年・当社のレビュー
当社がこの1年で扱った仕事の内容を、振り返ってみたいと思います。
官庁・民間の分類で言えば、官庁比率は昨年同様に減少傾向でした。そんな中、1昨年に受注し昨年失注した案件が、復活しています(作業環境測定1件、排ガス1件)。一時的な参入業者がダンピングしても、採算が合わず、翌年は適正価格で応札したようです。
また官庁系のお仕事では、報告書や速報のお届け後に、仕様書からは想定できないアフターサービスを求められるケースがあり、労力を要しました。私どもの環境計量における第三者機関としての中立性を、もっと認知していただく必要を感じます。

民間系では、まず既存顧客がメインのお客様であることは言うまでもありません。とりわけ来年は、溶接ヒューム法改正への対応が本格化する年度ですので、関連する工場様へ事前のご案内・打合せといった接触活動を盛んに行ないました。また当社が逆に知見を授けていただくこともあり、来年はしっかりご期待にそわねばと思っています。

新規顧客に目を向けると、計15社様とのご縁がありました(製造業9、建築・不動産系4、ビル管・設備系0、産廃・リサイクル系0、医療機関1、学校法人1)。

新規タイアップ先は、準備中のものが2社(労働安全衛生コンサルタント1、集じん機メーカー1)。ただし客先から見た商流についてはよく確認し、当社の本業である測定・分析の出番が豊かになることを主眼として取り組みます。

受託ジャンルで新規性だったものは6件。
段ボール工場におけるコルゲータ・ラインの騒音測定を初めて受注しました。
受電設備のPCB含有分析において、部材採取試験法による分析を初めて扱いました。
焼却設備の排ガス測定において、水銀にまつわる再測定を初めて承りました。
印刷工場におけるプッシュプル型換気装置の定期自主検査を初めて経験しました。
局所排気装置の設置届の作成を支援するサービス(設計内容を事前に審査し、設計上の助言をしながら届出の書類を仕上げていく)を初めて受託しました。
喫煙ルームの風速の測定を経験しました。(改善前・改善後)

既存ジャンルでの受託傾向として、し尿処理設備の活性炭入替えにともなう臭気測定の案件が、今夏に集中しました(既存の3社様より、珍しく同年度に受託)。

年を越せば、新規だったお客様も既存顧客の仲間入り。2021年も当社なりに貢献してまいりたいと思います。

(円グラフは、当社決算期 R01-06〜R02-05 の件数ベースの受注比率。前々期までは作業環境測定と環境計量がほぼ拮抗していたのが、前期より作業環境測定の優位が定着して来ました。)

 
 2020/12/19   (51/52週) 紙のカレンダーや手帳の使い道
年末年始のご挨拶として、どの業界でも私のような営業マンさんが、自社の宣伝の入ったカレンダーや手帳を配っておられます。

今年については、コロナで不要不急の入場規制をかけておられる事業所様もあり、例年よりもカレンダーや手帳の集まる量が少ないかもしれませんね。

そもそも現代において、紙のカレンダー類が絶滅しないのは何故でしょう? 社員のスケジュール管理には、PC版のグループウェアをはじめ、携帯やタブレットに展開できるものも活用されています。加えて今年、いちいち出社しないリモートワークが一気に普及しました。

そんな世相の中、カレンダー(壁に貼るものや小さな卓上カレンダー)に予定を書き込んでいては、「出社しなければ自分(・自分たち)の予定がわからない」という不便さが生じ、丸っきり時代に逆行しています。

……と、そのように私は批判的に思い込んでいたのですが、今年初めて、カレンダーの存在意義を知ることができました。お客様の一人が教えて下さったのです。
商談テーブルの脇などに、ちょっとカレンダーが見られたら、一緒に日程を検討することができるでしょ? なるほど、そういうことだったのですね。


手帳についても、「紙かデジタルか」の論議ができると思います。こちらは職種によって選択が異なるかもしれません。

案件が発生したら、エンドの期日から逆算して即座に工程分解し、サブゴールのタスクを列記していく……そんな職種であれば、紙の手帳もまだまだ現役で出番があるのではないでしょうか。

 
 2020/12/12   (50/52週) こまめに体調管理
年末に来て、大阪はようやく冬らしい寒さを感じる日が出てきました。
測定員の出張先には工場の建屋内、そして屋外(敷地内・外)といったロケーションがあります。

気温というものに対して、作業着や防寒着は「保護具」だといえます。温度(や作業強度)に応じて上着やジャンパー等をこまめに選ぶことが馬鹿になりません。

また当社ではコロナ対策として、従業員の検温の頻度を増やしました。
これまで「出勤前に自宅で検温」だけだったのが、12月9日より「退社時にタイムレコーダ脇で検温・記帳」が増えました。(おでこに当てるタイプの体温計を社内設置)

こまめにチェックすることで、体調の変化への察知を早め、事業所としても的確な判断ができるよう努めております。

 
 2020/11/29   (48/52週) 忘年会が中止に
先週、社長より朝礼で発表があり、(大阪府のコロナ感染者数の拡大状況をうけ)今年の当社の忘年会は中止となりました。
これに代わり、社員同士で自発的に「5つの小」を守りながら行うミニ懇親会を想定し、賞与とは別に少し補助が出るとのことです。

ところで「マスク会食」(食べる時だけマスクの片耳を外し、しゃべる時は戻すやり方)について、私が個人的に気づいたことがあります。
洋食の国は真似しづらいだろうなあ……ということ。

日本は片手でお箸を使うだけですが、ナイフとフォークで両手がふさがっている食事では、マスクの着脱は煩雑過ぎて無理ではないでしょうか?
それでもなんとか「マスク会食」を実現するためには、あらかじめ両手で料理を切り刻んでおき、そのあとフォーク1本で食べながら話す、というやり方にするとか。

ということで、洋食屋さんはサイコロステーキを提供するなど、工夫が要るかもしれませんね。(非常時なので、そもそもお行儀どころではないのですが)

 
 2020/11/21   (47/52週) 寡兵でしのいだ1週間
人の頭数が少ないことを軍隊用語でカヘイ(寡兵)と言うそうですが、先週の当社は、まさにその寡兵で乗り切った1週間でした。

寡兵となった主たる要因は、受講すべき講習会が重なったこと。
作業環境測定における個人サンプリング法の特例講習(2日間)に2名、そして建築物石綿含有建材調査者(講習3日間、後日に試験2日)に1名を投入しました。

社内の技術員のうち、分析と採取を兼務する「多能工」を分母に考えると、1週間は5人×5日=25人工。そのうち上記の講習と、代休などの休みを加えると8人工が欠けましたので、マンパワーが68%という状態で回したことになります。

当該期間の受託業務は、適切な量に計画してあったものの、もし突発的な専門業務が入ったらお手上げでした。一部のお客様にも事前にお願いしていた結果、イレギュラーがほとんど無く助かりました。

講習では「どう測るか」も専門的に扱ういっぽう、そもそも現場の生産や建築が「どうやって行われているか」の解説にも、相当な時間が割かれている……。受講を終えた技術員から、あらためてそのような感想が出ています。

座学・実習をともなう講習に限らず、会社で調達する参考図書からも、そして顧客訪問時(入構時)にも学ばせていただき、私どもの仕事ぶりが時代遅れで陳腐化しないよう、可能な限り心掛けて参ります。

 
 2020/11/14   (46/52週) 職場納涼会を振り返って
今年の7月(大阪府の吉村知事から5人以上の飲み会自粛要請が出る直前)、職場の6人による恒例の納涼会が行われました(会場は居酒屋)。

コロナの時節柄、社長より気をつけるよう訓示もあり、私は試しにフェイスシースドを着用して参加しました(大東商工会議所所属の株式会社コノハナより調達)。

フェイスシールド、初めはとても違和感がありましたが、口元に盃や箸を近づけるときに反対の手でアクリル板を持ち上げるなど、要領がわかってくると、酔っているせいもあり使用感がなくなってきました。

なぜ私がフェイスシールドを着用したかというと、「大きな声を出さずに宴会する」なんて実際には無理だろう、と思ったからです。どちらかというと防御用といわれるフェイスシールドですが、自分がスプレッダーになる対策として「少なくとも同席者へ飛沫が直撃しない」効用に期待しました。

ただし飛沫の直撃は避けられても、胸元付近に滞留していく呼気が、同席者のほうへ進出していくことにも、本来なら対策が必要。そこで「換気」というわけですが、冬場に充分な換気をした室内は、寒いでしょうね。

(こたつや火鉢といった部分暖房に復権の兆し? 焼肉専門店の、テーブル毎の排煙ファンが意外な役目を果たすのでしょうか。焼いているから寒くもないし)

空調服の出現で、人が身につけられる小型の送風ファンが発達してきました。そのような要素技術を組み合わせて、大声で飲み会のできる「新しい生活様式」の出現に期待したいものです。

 
 2020/11/01   (44/52週) 計量法にもとづく業務
計量証明事業所(監督署の管轄でなく、自治体管轄で公害系の測定ジャンル)としての事業許可は、当社の場合、所在する都道府県の大阪府計量検定所からいただいております。

その登録証は、一度発行されると原則、更新がありません。そのため、ISOの認定に慣れておられる事業所様から「こんなに古い発行年度の登録証で、有効期限は切れていないのですか?」と尋ねられるケースがあります。

計量証明の事業登録は、その維持にあたってISOのような定期審査や更新審査はありませんが、不定期に立入審査が行われます。(中2年ぐらい空けば、お見えになったりします)

審査においては、届出てある機材の保有状況の変動や、機器校正の維持の記録、人員(有資格者)の変動、教育の実施状況など、書類の提示を伴って確認が行われます。

これらの確認から、当初発行された登録証が有効であると判定されれば、ISOのように証書が新しく更新されることなく、そのまま登録証が運用されます。

 
 2020/10/10   (41/52週) 全国労働衛生週間 社内の活動
第71回全国労働衛生週間(10/1〜7、スローガン『みなおして 職場の環境 からだの健康』)にちなんで、当社では次のような活動をしました。

◆行事参加
 地元の北大阪管区で開催される、例年の衛生大会にあたる「実施要綱等説明会」が準備月間中の9月18日に開催され、当社からは社長が参席しました。会場では受託先企業の事業主様もみられ、溶接ヒュームの法改正に対する関心の高さがうかがえました。

◆測定現場の安全リスクの確認
 衛生ではなく安全のジャンルになりますが、測定員が客先で少しだけリスクを感じる現場について、状況確認のため巡回訪問を実施しました。
(計2ヶ所。排ガス測定において、足場の確保が難しい現場と、局排点検において、回転物の露出が直近で2回見られた現場。)
いずれも、工夫して安全作業につなげて行けそうです。

◆客先向けリーフレットの作成
 日頃の測定にわざわざ基本契約書を用意するのは堅苦しく、また収入印紙代(料金の記載の無いもので4,000円)のご負担が生じます。そのため、手交せずに当社が一方的にお渡しするだけのリーフレット:「測定に関する弊社の姿勢とお願い事項」を草案しました。
この内容(初版で全12項目)のうち、安全上のリスク対応をとりあげたものが、2項目含まれています。

◆ストレスチェックのカウンセリングの見学
 個人でカウンセリングを利用している社員がおり、その者がカウンセリングに対する普及意識が旺盛なので、自分の受診時に同僚が見学することを毎年オープンに募集しています。
今年も恒例の10月に受診し、2年ぶりに1名の見学者がありました。

作業環境測定士は「衛生管理者の僕(しもべ)」であり、衛生管理者は産業医療に携わるポジションです。測定士も産業医療について幅広く見聞きしておけば、測定という自らの本業に対する洞察力も深まるでしょう。

 
 2020/10/03   (40/52週) 排ガス水銀の再測定を経験
焼却炉などの排ガス測定の分析項目に、Hg(全水銀、性状にはガス状と粒子状あり)を加えることを定めたのが「環境省告示第94号」。その規制が実質的に始まったのが、平成30年4月でした。当社でも受託先の数軒が該当し、(測定料金を組み直して)対応させていただきました。

あれから2年半経って、同規制にまつわる「再測定」を初めて経験しました。

規制によれば、「測定結果の確認方法」>「排出基準を上回る濃度が検出された場合」として、「速やかに3回以上の再測定を実施し、初回の測定結果を含めた計4回以上の測定結果のうち、最大値と最小値を除く全ての測定結果の平均値により評価」とあります。

この意味するところは、定期的な測定で基準値(全水銀で50マイクログラム/立米)を上回るデータが発生した際は、その結果が「平常時における平均的な排出状況を捉えたものか、適切に確認せよ」、すなわち「本当にオーバーしたのか? 再度確認せよ」「オーバーしているのなら、その代表値をあらためて確定せよ」ということです。

当社の遭遇したファースト・ケースでは、計4回のうち後の3回は基準値以内でした。したがって「最大値と最小値を除く……」という代表値の確定を行う過程で、オーバーしていなかった、という評価に落ち着いたのです。(ちなみに再測定したのは、当初オーバーしたガス状Hgのみ。測定は同日に複数回行いました。)

このような法遵守でちょっと手間を要するのが、年間契約を結んでいる受託先様との契約の仕方です。

・(MAXの回数を見込んでおき、)減額単価を取り決めておく。
・(発生した場合の)増額単価を取り決めておく。
・(発注側に主体性を持たせた)別途協議の含みに言及しておく。

今回は、上記のうち最後の形が準用できたので、契約書の差し替えからバタバタ動くといった必要がなく、助かりました。

 
 2020/09/26   (39/52週) 電源をお借りするときの「近道行動」
測定作業でお邪魔した際、サンプリング機材のポンプ等を動かすために、電源コンセントをお借りすることがよくあります。

現場の責任者のかたに断りを入れながら、機材設営をしていきます。
「あそこにあるコンセントを使ってよろしいですか?」、ときには「あそこのコンセントプラグを1つ抜いて、電源を取って宜しいですか?」(※)
(※部外者が抜いてしまうことで生産設備の状態に影響したら大変なので、何にも電源供給をしていないテーブルタップ、あるいは電ドル用の充電器などの場合に限る。)そして、測定員が抜いたわけですから、撤収時には測定員が差し直します。

このような作業手順で行っていたところ、先日、ヒヤリ・ハット事例が発生。

抜いたものを差し直した際、(コード部分の絶縁不良で短絡し、)火花がスパークしたのです。幸い負傷者も出ず、粉じん作業場であったため引火事故も起きずに済みました。

この経験により、当社も作業手順を1歩、整備したいと思います。
「客先設備のコンセントの抜き差しは、どんな単純な機材であっても、お客様にお願いする」。
こういうことは、測定員の直談判に委ねるだけではなく、現場で遠慮なくお願いできるよう、契約時にあらかじめ管理部門様に周知を依頼しておきたいものです。

 
 2020/09/19   (38/52週) 5月連休ごろの自粛営業
今年の5月連休ごろ、受託済みのサンプリングは粛々とこなしていましたが、コロナの影響で営業部の社外活動がとても制限されていました。アポイント無しで社用車に乗って外出したところで、訪問を受け入れて下さるような状況ではありません。とび石の稼働日など、1日中電話の鳴らない状態で事務所に座って過ごし、会長も私もバイオリズムが変になりそうでした。

そんな時期でしたがプラスに受け止め、「普段なかなか手をつけられなかったことをしよう」と、4点ほど取り組んでみました。

・ホームページ画面の整備
・工場様向け「集じん設備の簡易診断サービス」の企画検討
・工場様向け「局排清掃サービス」の企画検討
・業界紙への投稿
(※一般広告にはならずとも、社名が掲載されればステータスが上がる)

真ん中の2つは、すぐには道筋がつかないまま今に至りますが、初めと最後は実際に活動ができました。

業界紙への投稿は、(公社)日本作業環境測定協会の機関誌『作業環境』の固定コーナーである「私もひとこと 〜測定士の談話室〜」を照準にトライしました。読者コーナーのような気軽な枠ですが、採用・不採用はダメでもともとのスタンスで、投稿内容については私に一任されました。

結果として投稿が採用され、先日発刊の9月号に掲載されましたが、ハードルは低くなかったと思われます(たいていは名のある人が編集部の依頼に応じて執筆しておられるので)。私も規定が10枚(4000字)のところ、2回書き直して決定稿にするまでに50枚ぐらい書いて推敲し、絞り込みました。

初めにver.1として思いついた内容は、「中途入社で採用していただき、感謝して勤めています……」という身の上話でした(事実として自然に思いつくので)。しかしそれでは「測定士の談話室」という趣旨とはズレがあるので考え直し、次に「測定士は自社の営業マンを育てることも仕事」という切り口を思いつきました。その路線でほとんど原稿が仕上がっていたのですが、さらにもうちょっと話を広げ、しかも統一感のある構成で書けそうなことに気づいてしまいました。(泣く泣くver.2を捨てることに)

そうしてできた(原題)「マスクを手作りするが如く」が、投稿後に機関紙編集部の校正・編集を経て「手作り資産で作業環境測定業務を改善」というタイトルで仕上がり、掲載していただけました。(編集の入った校正原稿を事前に送っていただいた時、その仕上がりに『さすがプロの編集ってすごいな』と思いました。紙面の統一感と見事に合っているのに、内容はまぎれもなく私の原稿なので。)

ただ「改善」という言葉は、製造業では市民権を得て久しいですが、一般の感覚では現状否定、批判精神の表れ、と受け止められるリスクがあります。そのせいなのか、「よく投稿してくれた。わが社のステータスが上がった」とねぎらってくれる人が社内に一人も居ないことが、少々さびしい所です。

 
 2020/09/05   (36/52週) 個人サンプリング法の書籍が入荷
作業環境測定の新しい手法である個人サンプリング法を学ぶ講習を、当社の測定員もこの11月から順番に受講する予定です。

先週の初め、その講習で使うテキストが1冊、郵送されてきました。
講習は受講者があらかじめテキストを入手する必要があり、それが早々に届いたと思ったのです。

ところが注文してあった部数と異なるし、一同で「何かな?」と思って荷姿をよくよく確認すると、JAWE(ジャウエ/日測協)からの郵送物でした。つまり、JAWEの会員企業への特典として、進呈されたもののようです。

受講者は、あらかじめ下読みなどできるので、重宝しています。

 
 2020/08/29   (35/52週) 物置タイプの喫煙ルーム設置時の注意
物置タイプの喫煙ルームを、屋内(建屋の壁から離れた位置)に設置する際は、排気の設計に注意が必要です。弊社のお客様が貴重な体験をされたので、ご紹介します。

工場で受動喫煙対策をすることになり、いつも営繕をお願いしている工務店さんに施工を頼んだ、というお話。

建屋内・現場フロアの中央に、喫煙コーナーがあり、そこを物置タイプのボックス(四角いコンテナハウス状)で囲い、中でタバコを吸えるように検討。緻密な設計をしているとコストがかかるし、工務店さんも「有圧換気扇をつけるから大丈夫!」とのことだったので、お任せしたとのこと。

工期中、まず物置を据付け、換気扇をつけた段階で風速を測ってみた。「ドアを全開にした状態で上段・中段・下段の風速が0.2m/s以上」というのは、この時点で楽々とクリア。ガラリの付いたドアが、内側にしなるほどの吸込みだった。

そこから工期が続行します。換気扇の出口にSUS製のチャンバー(四角いボックス)をつけ、そこからダクトで天井まで排気する……というダクト系を構築。ところが、ここまで済んでから測定すると、なんと風速が0.1あたりをフラフラする状態に。

工場から改善を強く要求したところ、工務店さんが知見を集め、次の改善を行いました。

1.壁の換気扇で「押す」のをやめ、離れた軸流ファンから「引く」ようにする。
2.チャンバーの内壁をなめらかする。(気流の乱れ防止)
3.ダクトを太くする。(内壁の摩擦係数の改善)

これらの対策により、風速は規定の 0.2m/sをクリアしました(この測定は弊社が担当)。

当初、工事前に弊社へ測定のオファーをいただいた時点で、いちおう「設計の簡単な審査をしましょうか?」と申し出ていたのですが、もう段取りが固まっておりアドバイスの出番はありませんでした。
しかし、たとえ絵を拝見していても、上記3点のような改善案を瞬時に思いつかなかったでしょうから、この事例は(お聞きして)たいへん勉強になりました。

ちなみに講習の演習では、チャンバーの圧力損失係数は、入口(拡大)と出口(縮小)で番地数が2ヶ所の扱いとなり、それぞれ1.0と0.49などにします。90度ベンド(エルボ)の0.21などに比べ、アイテムとして随分と大きい抵抗となり、ファンの馬力を抑え込む点が要注意です。

 
 2020/08/22   (34/52週) 溶接作業の初歩をマンガで情報収集
当社も測定機関として、溶接ヒュームの法改正(R3.4〜)に対応する準備をしていますが、対象となる作業や作業場の分類に関する解釈が難しく、苦戦しています。

「どうしてこんなに分かりにくいのだろうか?」とミーティングで毎度のように議論白熱しているうちに、技術員の1名に新しい動きが出ました。その1名は、自己研鑽として図書館で関連図書を借りたそうです。「トコトンやさしいシリーズ」という漫画で、溶接の分を読んでみたとのこと。

よくよく考えると、私どもは測定でしょっちゅう「溶接現場にお邪魔している」ものの、「溶接作業そのものを理解している」というレベルではありません。とりあえず知見補充の入り口として、漫画を活用するのも一助になるのでは? と思われました。

そこで、すでに技術部は「トコトンやさしいシリーズ」の内容を共有できるので、営業部としては別の漫画を調達してみました。(もちろん両部門で活用するため)

11月に当該法規の測定に関する講習会を控え、これらの漫画に目を通しておいたことが、受講者の理解の下支えになれば幸いです。

 
 2020/08/01   (31/52週) 環境計量・点検時の安全配慮
事業主には、従業員(雇用関係は不問)にとっての安全配慮(労災・健康障害の防止)と職場環境配慮(ハラスメントの防止)に対し、未然防止や改善のアクションを起こす義務があります。

当社は工場ではないので、ラボの操業に伴う物理量は少ないのですが、サンプリングの出張先では勝手が異なります。作業環境測定の現場は比較的問題ないのですが、環境計量や点検に類する作業では、ときに注意を要します。

今年、当社が取り組んでいる安全配慮の事例案件です。

【事例1】排ガス測定における、熱風による火傷の防止
・設備:官庁施設の炉
・設備の難点:フランジ(測定口)が無く、屋外排気口にて要測定
・課題の共有:施設のご担当者と共有。
・対応状況:次回更新まで気をつけて作業する。(自衛用の盾を試作中/写真)

【事例2】排ガス測定における、転落防止
・設備:食品工場のボイラー
・設備の難点:高所のフランジに寄るのに、設備の間隔が狭く脚立が立てられない。
・課題の共有:施設のご担当者と共有。
・対応状況:当社の社長と営業員が見学に来訪。打合せの上、ご担当者が専用の台を用意して下さり、初回測定が無事に終了。

【事例3】局排の定期自主検査における、巻き込まれ防止
・設備:塗装ブースの局排
・設備の難点:ファン駆動部分のカバー類が腐食し、脱落している。
・課題の共有:当社技術員→営業員(・社長)→施設側ご担当者、まで共有している。
・対応状況:危険度の見解に温度差があり、これから実地検分の機会をセッティングしていく。

【事例4】排ガス測定における、火傷の防止
・設備:印刷工場のボイラー
・設備の難点:設備が更新されてから、設置場所での人の動線がせばまり、熱を持った部材に触れそうになりながらの移動となる。
・課題の共有:当社技術員(/営業員)→施設側ご担当者→管理部門、まで共有。
・対応状況:施設側の管理部門の見解が、とりあえず「業者のほうで工夫して下さい」とのこと。

設備のユーティリティー部分というのは、付加価値を生み出す表舞台の舞台裏であって、「測定・点検をする人にやさしい、行き届いた環境」というわけにはいかないケースがほとんどでしょう。

われわれ環境計量や点検を受託ジャンルに持つ業種は、自身の活動そのものが「お客様にとっての非定常作業」であることを常にわきまえて、自衛のスキルも含めて期待を背負っている……という立場のもと、課題は課題で共有していただきながら安全を確保してゆきたいものです。

 
 2020/07/18   (29/52週) 新人研修が終了、配属へ
本日7月18日は、現社長の就任記念日です。(満3年、決算4期目)
さて今春に入社した学卒新人の女子1名が、無事に研修期間を終え、技術部に正式配属されました。

この3か月ほどの研修期間中、ラボで体験した分析作業は32項目(すべて実作業のOJT)。そのうち当社でオリジナルの手順書を用意していない3割の作業については、分厚いJISの本を直接読んで実施する体験をしました。
出張サンプリングについては、週に1〜2回先輩に同行し、経験を積みました。(排ガス測定・作業環境測定・採水・空気環境測定など)
自動車の運転の訓練(社員が指導)については、構内で4回、路上を5回こなしました。

ユニホームには白衣と作業服がありますが、ほとんどを作業服で過ごしました。(昼休みにボールで遊んだりするので、着替えが忙しい?)

研修期間の満了をもって、社長より配属辞令の手渡しがあり、本配属初日にミーティングで全員に訓示がありました。
「働きぶりは今までと同じで良いですが、社会人としてさらなる自覚に期待します。先輩社員たちも、(研修期間が済んでも)今以上に手ほどきをすること。」

給与の締めの7/21付けで職務分担表が改訂され、新入社員はいよいよ技術部内の職務分担に組み込まれます。

 
 2020/07/11   (28/52週) 安全週間にゴーグルとお茶・野菜
恒例の安全週間が、今年もコロナの影響下で訪れました。
(第93回全国安全週間、7/1〜7/7)

当地管轄の北大阪労働基準協会支部は、安全大会に代えて実施要綱説明会を開催(6月24日 守口門真商工会館)。特別講演の演者を招かず、1時間のコンパクトな講習を実施なさいました。

当社の取り組みとしては、防じん眼鏡を、共用から個人支給に切り替えました。(ゴーグルほどの密閉度はないもので、眼鏡の上から装着できるタイプを新規調達)

その他、熱中症対策として、出張する測定員のために、毎日お茶が支給されています。(名前を書いたマイ・ペットボトルに社長がお茶をつめて下さいます)

また社長宅の家庭菜園の夏野菜が、なり盛りを迎えており、ナスビ・シシトウ・トマト(プチトマトよりやや大きいもの)などが週に数回、社員に配給されています。
これも熱中症対策になっているかもしれませんね。(会長夫妻の出勤前のガーデン・ワークが頼りです)

 
 2020/07/05   (27/52週) 戯れに積極性を分類してみる
分析の会社で営業部に所属しているせいか、人のもつ積極性についても、私の頭は自然と分析モードになっています。

「何事にも積極的な人」と、「何事にも消極的な人」というだけでは、積極性の総量(トータル・ボリューム)しか見ていません。そこへ、その積極性の配分先として、「どうでも良い事」と「肝心な事」を加えると、個人差の類型は2つでなく、4つになります。

【1類】どうでも良い事に積極的(↑)で、肝心な事にも積極的(↑)な人
【2類】どうでも良い事に消極的(↓)で、肝心な事には積極的(↑)な人
【3類】どうでも良い事に積極的(↑)で、肝心な事には消極的(↓)な人
【4類】どうでも良い事に消極的(↓)で、肝心な事にも消極的(↓)な人

私は自分の本性を、「やや【3類】寄りの【4類】」だと思っており、そこから社会化するために、「できれば【1類】を目指しつつ、最低限は【2類】を確保」できるよう、心がける習慣がついています。

若い人はバイタリティーの総量が大きいので、積極性を全方位に向けたほうが、相乗効果で活力が増してくる「かけ算」の世代。
それが中高年になると「引き算」の世代へと移行していきます。なけなしのバイタリティーをかき集めて、必要なことから使っていく感じですね。

ちなみに大阪近辺の表現では、どうでも良いことに積極的な傾向を「うれしがり」と言い、肝心な事に消極的な傾向を「あかんたれ」と言います。「あかんたれ」な人種には2種類あって、【4類】のあかんたれは素直で愛すべきタイプ。そして【3類】のあかんたれは、残念で心配になるタイプ。(私人の例:結婚適齢期なのにお見合いを拒絶して趣味に入れ込む。公人の例:社業そっちのけで社外交流に入れ込む。)

心配な点は、かけ算が成立していないのに、かけ算の真似事だけを繰り返していること。それでは引き算すら出来ていない状態が長期化し、公私いずれのケースでもそれ相応の影響が出てくるでしょう。そして個人レベルだけでなく、周囲にも波及して行きます。

けっして「あかんたれ」はダメだと非難するつもりはないので、そのニュアンスがわかっていただけたら幸いです。私の本性も「あかんたれ」です。


 
 2020/06/27   (26/52週) 社員に抗体検査を実施
当社では先週、社員本人とその配偶者を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しました。

検査キットはジャパンヘルスケアサービス株式会社が販売するもので、当社社長が現在世話役をしている日本YEG(地域ごとの商工会青年部の連合会)が企画する「YEG抗体検査データ収集プロジェクト」を利用して調達したものです。

検査方法は、キットに付属の針で指先から数滴の血液を採り、ペーパークロマトグラフィーのような感じで浮き出た線の位置や数によって、A・B・C・Dのカテゴリーで判定を出します。作業全体の所要時間は15分で、当社では各自の自宅で行うことにしました。

A:非感染者。または、抗体ができていない。(偽陰性率も数%あり)
B:感染能力ありの可能性が否定できない。(偽陽性率が10%程度あり)
C:人に感染させる可能性は低い、かつ感染しにくい。
(過去に感染した可能性有り)
D:治りかけの可能性があり、Bより感染の可能性は低い。
(偽陽性率が10%程度あり)

さる6月22日(月)〜23日(火)に判定を行い、結果は社員とその配偶者の全てが「A」判定でした。


ちょうどこの6月下旬から7月下旬にかけて、サンプリングで訪問する事業所のうち医療機関・医療系が3軒、そして水道水のインフラを司る大阪広域水道企業団の4施設のラボが含まれ、予定されていました。
(どの法人様も大切ですが、上記はとりわけ当社社員がキャリアーとなって入場してはならない先だと言えます。)

その直前に、このような検査で確認ができ、ひとまず安堵しております。
(もし「B」判定や「D」判定の技術員が出た場合、念のため出張チームから外しておく措置のほか、出勤についても判断材料となっていたので)

今後とも検温や消毒を怠りなく、続けて参ります。

 
 2020/06/13   (24/52週) サーバー復旧時のデータ保持
木曜日の朝、始業前にパソコン端末をつけると、珍しいことに端末がサーバーにアクセスできません。
保守をお願いしているITディーラーさんにサポートしてもらうと、サーバーの電源が切れていることが判明。出張修理で診てもらいましたが、どういうわけか起動しないので、筐体を持ち帰っての修理となりました。

さて業務を継続するためのデータの復元ですが、バックアップデータは補助デバイスにあるものと、クラウドに退避したものがありました。修理中は補助デバイスを仮のサーバーとして運用することになりました。SEさんに各端末からのショートカットを付け替えていただき、その日の初動対応は完了。

その後、「さり気なくもとんでもないこと」が発覚しました。情報系のデータ保持に不具合が起きていたのです。

不具合といっても、「必要なデータがバックアップできていなかった」のではなく、不要な古いデータがよみがえり、最新のデータと併存している……という状況です。

仕事でパソコンを活用する際のディレクトリ構造というのは、仕事の状況が進むにつれ、いわば人為的に最適化していきます。画像の「枚方市」の例ですと、枚方市の記録が大きくなってきたので、年度別に分けていこうか……などと、ファイル名をつけ替えて行くのです。そこへ年度のない、かつての「枚方市」が突如復活している。こんなケースなら、利用者が気づいた時に削除をしておけば、以前の最適化に戻れるでしょう。しかし、「寝屋川市」の例にあるように、施設ごとのファイルにしていったところへ単なる「寝屋川市」がさりげなく復活していると、本当にここ独自の記述内容が無いかどうか、人が手間をかけて確認して行かねばなりません。

このようなことが、もし基幹系システムで起きていたなら、その復旧の手間は相当なものになるでしょう。

バックアップとは「(適切に)復元できてこそ」のバックアップ。
ウイルスに感染したわけでもない、ましてやサイバー攻撃を受けたわけでもない。1つの機器が「突如クラッシュする」というのは危機管理上、充分に想定内の出来事のはずです。これが適切に復元できなくては困りものです。

さて、ITディーラーさんの「当たり前の」フォローと再発防止に期待します。

 
 2020/06/07   (23/52週) ヒュームの法改正、解釈に奮闘
4月22日付け官報で、溶接ヒュームと塩基性酸化マンガンが特定化学物質として規制されることが正式に報じられました(関連法規を改正する省令・告示)。これらの施行(令和3年4月1日)にあたり、当社でも測定受託先企業2社様より「うちの場合はどう対応したらよいか?」と問合せをいただきました。

目下、社内勉強会を開いてこの法改正の解釈に奮闘しています。

【発端】
厚労省から労働局長(都道府県ごとの監督署の本丸)に発せられた「基発0422第4号」によれば、
・溶接ヒュームのばく露による肺がんのリスクが上昇している。
・溶接ヒュームに含有される)マンガンによる神経機能障害が多数報告されている。

【状況】
・大きな変更であり、関連諸団体がこれに対応するべく、意見募集(パブリック・コメント)などのアクションが進められています。
・今回の実施義務に含まれる「個人サンプリング」という手法自体が、まだ定着していないものにつき、未知の要素・周知されない要素が余計に多いです。
・金属アーク溶接では溶接不良を避けるために溶接点での風速制限があります。局所排気装置の設置をただ形式的に要求しても無理があるので、そのことへの配慮が規制の内容を複雑化(現実化)しているようです。

【法改正の骨子】
当社なりに、今回の法改正を次のように大づかみしています。
 §ヒュームを特化物として、扱いを立ち上げた。
         ↓
 §(ただし監視は作業環境測定ではなく、個人ばく露の扱いにて)
   数値は作業環境測定のものを使うが、判定は無い。
         ↓
 §監視状態が悪ければ、換気は全体換気で良いので、保護具で衛れ。

【戸惑う点】
・分類。分類表でもなければ理解しづらい複雑さ。(画像は当社が仮に作ってみたものです。)

・ヒュームの定義。事業所の管理部門の方は、「結局うちなら、どの作業場でヒュームが出ているのか?」(『継続して行う』という表現は、粉じん則の『著しく発散する』のような見解の相違をはらんでいる。)

・作業場の二重定義のばらつき。これまで粉じん則由来の作業環境測定を行い、特殊健康診断もじん肺のほうを行ってきた作業場については、(それを継続しつつ)特化物のジャンルがつけ加わるのが妥当と思われる。一方、じん肺系のフォローをして来なかった作業場については、特化物由来のフォローのみを新規で行うといった差が出てしまう?


今回の法改正への対応は、このように混乱を伴いますが、個人サンプリングという手法がなぜ出現したのか(日本の作業環境測定の分野になぜ進出してきたのか)を具体的に理解するための切り口となるようです。

(労働安全衛生において『場所』という概念が希薄にならないのであれば、管理がより効果的な形にチューニングされていくのは結構なことです。)

 
 2020/05/23   (21/52週) お茶の間にNITEが登場
土曜日の朝、NHKニュースで「NITE(ナイト)」がURL参照先として報道されました。話題は新型コロナウイルス対策として消毒に有効な物質に関するものです。

◆ナイト>お知らせ
https://www.nite.go.jp/information/

物質ネタで「ナイト」と来れば、安全衛生にたずさわる者としては「ナイトクリップ」を連想します。化学物質リスクアセスメントに取り組む際、初期リスク評価書など文献紹介が読める、総合的なデータベースです。

◆ナイトクリップ NITE-CRIP 化学物質総合情報提供システム
https://www.nite.go.jp/chem/chrip/chrip_search/systemTop

テレビで言っていた「NITE」も、これと同じく(独立行政法人)製品評価技術基盤機構が運営しているようですね。

 
 2020/05/02   (18/52週) 換気の奨励を裏付ける局排講習
最近、コロナ対策で換気が奨励されています。
空気感染を起こさないコロナに、なぜ換気? と初めは不思議な感じでしたが、くしゃみの飛沫を特殊な画像処理で追った映像がテレビで紹介されると、「ああいうのを避けるための換気なのだな」と納得する方も多かったと思います。

私ども測定機関は工場換気にも携わっていることから、局所排気装置にまつわる講習会を受講したりします。そのなかでも、換気の重要性を裏付ける基礎知識が紹介されていました。

「ストークス(Stokes)の抵抗」
1つの粒子状物質が空気中を重力で落下する場合、空気の粘性に応じた抵抗を、落下方向と逆向きに受けつつ落ちていく……というもの。

無風状態で常温の空気中のモデルで、水滴の落下を考えた場合、粒径0.1mmでは約0.3m/sの「終速度」(落ち始めからストークスの抵抗と拮抗し、最終的にゆっくり一定の速度で落ちていく速度)となり、粒径が0.01mm(10ミクロン)となれば、終速度は0.003m/sとなる。

要するに、ガス状ではない飛沫などのごく小さな粒も「なかなか落ちてこない」か、「永久に落ちてこない」ような調子で浮遊している、ということですね。

 
 2020/04/25   (17/52週) コロナ対策の取組み状況
先週月曜日あたりで、当社自身のコロナ感染予防の対策がほぼ出揃って参りました。

会社への出勤は、原則として当日起床時の体温が37.0度以下の人に許可されます。

マスクは、工業用のものも通常のものも100%会社支給が軌道に乗りました。
(取引先・関係先のご厚意に少しずつ助けられ、誠に感謝です)
通常のマスクは節約のため、サンプリング出張時や電車通勤時は使い捨てを用いますが(当日中に廃棄)、そのほか社内〜会社近辺で過ごす際を念頭に、布製マスク(社長夫人の手作り)が社員に2枚ずつ支給されました。

消毒液は、2種類のスプレーを常用し、社屋内外や機材の洗浄、ならびに車両や出張チームの身なりの洗浄(入構時)に用いられます。

社員の通勤については、電車通勤組を対象に社用車を貸出したり、時差通勤を推奨しています。マイカー・単車を持っている社員は、自主的にそれを用いております。

テレワークは、業種的に実施が難しいのですが、総作業時間における通勤頻度(出勤日数)を低減する工夫を始めています。

また情勢のニーズに応じて、これからも社長が手を講じていくと思われます。

 
 2020/04/04   (14/52週) 出勤前の体温計測を開始
先月末から当社所在地の寝屋川市も、新型コロナウイルスの感染者がゼロではなくなったようです。(市のホームページ/拡大抑制は比較的うまく出来ている様子)。

そんな中、当社内では社長通達にて、4月1日から社員各自が毎日出勤前に、自分の体温を測定することになりました。

37.0度を超える体温のあった場合は、基本的に出勤せず待機。会社に連絡し、指示をあおぎます。(同居家族に変調のあった場合も、これに準じる)

問題なく出勤した者は、タイムカードを通した後、傍にあるバインダーに記入をします。(朝の体温・朝食が食べられたか・電車組はマスクを着用して通勤したか)
バインダーへの記入は、役員も行っています。

 
 2020/03/20   (12/52週) 学校関係の見学を受入れ
晴天だった火曜日、専門学校でこの春まで学んでおられた男性1名・女性1名が、見学に来られました。

当社で対応させていただいたご紹介コースは、実質2時間のささやかなもの。来社された方にとって、少しでも収穫があれば幸いです。

ひとくちに「ラボで分析する」といっても、その対象が産物(これから商品や産業資材になるもの)なのか、副産物(商材の製造過程でついでに発生するもの)なのか、に大別されます。私どもの業種は、副産物のなかでも人体・環境にマイナスな有害物質の量をはかることが、日々の取り組みとなっています。

したがって分析のジャンルとしては、華やかなほうではなく地味なほう(その証拠に、業界がドラマや小説の舞台にならない)。そんなジャンルを扱う日々を、「誰かがやらねばならない」という使命感から前向きに取り組める人が、この世界に定着している人だと言えるでしょう。

なにぶん当社の企業規模は、大手・中堅・中小・零細のなかでは後ろのほうなので、ご来社いただいても分かりやすい紹介スタイルとはほど遠いもの。それでも毎日出勤する仕事場に愛着を持ち、「自分の出来事」として仕事に関わっていることぐらいは、感じ取っていただけるはずです。

今後とも、学校関係の見学受入れ(事前予約により、1回2〜3名)に備え、当社なりにより良い収穫をご提供できるよう心掛けます。

 
 2020/03/14   (11/52週) 社員向けの保育を受入れ
先週は1日だけ、社員の子供を会社で預かりました。うまくいき、楽しい1日となりました。

対象は、4歳の男の子が1名。
普段はこども園に通っているお子さんで、そこが休園中でした(政府要請から新型コロナウイルスに備えた期間)。
奥さんも働くご夫婦で、シフトの調整がどうしても1日つかないということで、会社に水曜または木曜の受け入れ希望を申し出。息子同伴で出勤できれば…… というわけです。(もちろん、パパに現場サンプリングの無い日を狙って)

会社側は、基本的にこれを歓迎。なにせ現役で事務を仕切る会長夫人は、小学校の教職経験者ですから、何ほどに構えることもなし。さらに木曜であれば、社長の妹君が娘さん同伴で加勢できるとのことで、受入れ日が木曜日に決まりました。

当日は、幼い元気な声で「オネガイ、シマスッ」と声を聞かせてもらえると、会社の一同もたちまち和やかムードに。以下、次回に備えた覚書きです。

◆送り迎え
 満員電車で引率するリスクを避け、前日から社用車を貸与するか、電車でも時間差をつける。

◆保育室
 ラボはガラス容器が林立して危ないので、居住区域の応接室を常駐位置とする。(トイレまでの動線も安全確保)
 パパはときどき顔を出し、あとは常時1〜2名が入室している形で、一緒に遊ぶ。

◆持参物
 上履き。
 腰掛け(イス)は今回、意外にも会社にあるもので代用できた。
 遊具。今回は会長宅のお孫さん用の古いものが活躍(電車のジオラマ組立てセット、樹脂製)。
 昼食。今回はお天気がよく、表の駐車場で社員とともにお弁当を広げました。

お昼寝なしで、大丈夫だったかな?

 
 2020/02/29   (09/52週) 新型コロナウイルスと社業
現在、新型コロナウイルスによって市民生活・産業活動に本格的な影響が出てきていますが、当社の状況は次のとおりです。

社員にとっては、通勤や家族のケアで気を遣う面・協力し合う面が出ているようです。

社業については、設備系の案件が一部保留になったりする程度で、本業である測定・計量での延期・キャンセル等は発生しておりません。
また社内での分析作業に必要な試薬・部材等の品薄・欠品等も発生しておりません。

ただし、お客様の事業所では普段にない対応案件に追われてらっしゃるでしょうから、私どもはその背景を少しでも理解しつつ、測定先への訪問等をしていかねばと思います。

業務煩雑な折、安定操業をご祈念申し上げます。

 
 2020/02/22   (08/52週) 溶出試験の前処理
土壌を分析する際、判定のバリエーションに「有害物質が隠れていても、雨水や地下水脈を通じて浸み出てこなければ、良しとする」という独特な尺度があります。

そんな溶出試験を行う際、土をまず乾かし、振とう機にかけて粒度のこまかいサラサラの検体に整えます。その前処理ができたら、ドリップコーヒーのように水をくぐらせます(水の重量の10%が土の検体という比率)。つまり直接分析しているのは、水ということになります。

当社で溶出試験をお請けする際の見積書に、含有量試験にはない「溶出料」という料金が積算されていますが、前処理にこのような時間と手間がかかるからなのです。

ちりめんじゃこでも、天日干しのじゃこは高いですよね?
自販機のコーヒーでも、インスタントよりドリップコーヒーが高いですよね?

ご理解いただければ幸いです。

 
 2020/02/08   (06/52週) 社屋の温度計を更新
さる1月23日、会社の建屋内で使う乾湿温度計を更新しました。
(厳密な分析用途ではなく、居住区での室温確認用)

これまでの古めかしい水柱タイプのものから、いきなりデジタルに変えたのは、計画的というより社長の偶然のひらめきから。ホームセンターを訪れた際、『在庫処分』と掲示されたワゴンの中にあるデジタル温度計たちが、社長の目に飛び込んできたそうです。

そうだ。うちの社内では室温が(冬に)あたたか過ぎたり、(夏に)寒過ぎたり、温度調節が少々ルーズな感じだ。でももし、こんな数字がバーンと出る温度計があれば、社員に対する意識づけとして、(エアコンの設定温度ではなく)現状の温度がひと目でわかっていいなあ……。そのようなひらめきのもとに、温度計が数台、当社に引き取られていきました。

このひらめき、大げさにいえば「温度調節を怠ってエネルギーを浪費しない」、そして「廃棄されそうだった機器に出番を与えた」という2つの観点から、SDGsの心がけを実践したことにつながるかもしれませんね。

 
 2020/01/25   (04/52週) 霧の日の路上運転と照明
先週の金曜日は、朝から珍しく霧が出ていました。

会社で朝のKYミーティングの際、京都方面の山間部へ出張する人に、「霧に気をつけて」との声かけがありました。

そこから、「どのように気を付けて走るのか?」という話題になりました。
「フォグランプの付いていない社用車もある」との発言に、「『フォグランプ』って何ですか?」との声が。世代のギャップで盛り上がるやら、驚くやら……。

実際にその日、マイカーで通勤した人は、(路上の他の車にならって)スモールランプを点灯して走ったようです。霧の日の照明は、自分の視界は改善されないものの、車同士、お互いの場所がわかり易くなるようです。

ミーティングでは、「対向車にLEDの前照灯をつけられると、あたり一面真っ白に光ってしまい、何も見えないときがある」という体験談が出ました。

滅多にない道路コンディションにおける法令・マナー等は、誰も慣れておらず、とりあえず他愛のない情報交換となりました。

 
 2020/01/19   (03/52週) よく噛んで得られること
メタボ対策について、聞きかじりの情報を社内で披露し合うなかで、「よく噛んで食べる」というのが登場。
ひと口ごとに30回ぐらい噛んで食べる習慣をつけたら、やせるらしい。有名人の誰それさんも実践しているらしい……。

それを思い出しながら、休日に歯医者さんへ治療に行って来ました。
すると先生から、「認知症予防のためにも、歯は大事にしないといけない」というレクチャーが。

咀嚼(そしゃく)する(=噛んで食べる)ことから縁遠くなると、脳に血流が行かなくなり、脳細胞が機能停止して認知症が進んでいくとのこと。そして咀嚼ができるというのは、高齢でも歯が残っていて実現(あるいは歯がないならちゃんと義歯で補って実現)する。中高年ぐらいで歯周病の進行をどれだけ抑え込んでいるかが大切。そんなお話でした。

よく噛んで食べることのメリットを、2つ仕入れた感じです。
(あとは実践次第……!?)

ちなみに医療機関で認知症外来という診療科があり、最近普及してきたファンクショナルCTという検査機器で、血流部分に赤い着色をして(認知症が始まっているかどうかの)読影判定をしてもらえるそうです。

 
 2020/01/04   (01/52週) 若者の活気が伝わる測定
本年もよろしくお願いいたします。

昨年、ある測定現場で空気中の二酸化炭素の量が印象的でした。高等学校の授業中の教室にお邪魔し、空気環境測定(温度,相対湿度,浮遊粉じん,気流など)を実施していた時のことです。

生徒の皆さんが黙々と練習問題を問いている時間は、二酸化炭素(CO2)が700ppmぐらいを示しているのに、班に分かれてグループ討議のようなものを始めたとたん、ぐんぐん数値が上がって2000ppmに軽く達しました。(どうやら「話す」ことで、呼気の総量が増してそうなったのでしょう)

昨今、CO2といえば地球温暖化の原因として、悪玉のレッテルを貼られた感が。しかし教室で若者が対話して起きる二酸化炭素量の上昇は、(静かにお邪魔している)私たち測定員にとって、神々しささえ感じられる出来事でした。

若者の皆さん! 今年も活発な生活を送ってください。皆さんの存在そのものが、日本の未来です。

そして、室内の空気を浄化するには、自然換気(窓を開けるなど、単純に外気をとりこむこと)が何よりベストですよ。