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トピックス
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年度別:2019年度  2020年度  
 
「感」 2020/09/19   (38/52週) 5月連休ごろの自粛営業
今年の5月連休ごろ、受託済みのサンプリングは粛々とこなしていましたが、コロナの影響で営業部の社外活動がとても制限されていました。アポイント無しで社用車に乗って外出したところで、訪問を受け入れて下さるような状況ではありません。とび石の稼働日など、1日中電話の鳴らない状態で事務所に座って過ごし、会長も私もバイオリズムが変になりそうでした。

そんな時期でしたがプラスに受け止め、「普段なかなか手をつけられなかったことをしよう」と、4点ほど取り組んでみました。

・ホームページ画面の整備
・工場様向け「集じん設備の簡易診断サービス」の企画検討
・工場様向け「局排清掃サービス」の企画検討
・業界紙への投稿
(※一般広告にはならずとも、社名が掲載されればステータスが上がる)

真ん中の2つは、すぐには道筋がつかないまま今に至りますが、初めと最後は実際に活動ができました。

業界紙への投稿は、(公社)日本作業環境測定協会の機関誌『作業環境』の固定コーナーである「私もひとこと 〜測定士の談話室〜」を照準にトライしました。読者コーナーのような気軽な枠ですが、採用・不採用はダメでもともとのスタンスで、投稿内容については私に一任されました。

結果として投稿が採用され、先日発刊の9月号に掲載されましたが、ハードルは低くなかったと思われます(たいていは名のある人が編集部の依頼に応じて執筆しておられるので)。私も規定が10枚(4000字)のところ、2回書き直して決定稿にするまでに50枚ぐらい書いて推敲し、絞り込みました。

初めにver.1として思いついた内容は、「中途入社で採用していただき、感謝して勤めています……」という身の上話でした(事実として自然に思いつくので)。しかしそれでは「測定士の談話室」という趣旨とはズレがあるので考え直し、次に「測定士は自社の営業マンを育てることも仕事」という切り口を思いつきました。その路線でほとんど原稿が仕上がっていたのですが、さらにもうちょっと話を広げ、しかも統一感のある構成で書けそうなことに気づいてしまいました。(泣く泣くver.2を捨てることに)

そうしてできた(原題)「マスクを手作りするが如く」が、投稿後に機関紙編集部の校正・編集を経て「手作り資産で作業環境測定業務を改善」というタイトルで仕上がり、掲載していただけました。(編集の入った校正原稿を事前に送っていただいた時、その仕上がりに『さすがプロの編集ってすごいな』と思いました。紙面の統一感と見事に合っているのに、内容はまぎれもなく私の原稿なので。)

ただ「改善」という言葉は、製造業では市民権を得て久しいですが、一般の感覚では現状否定、批判精神の表れ、と受け止められるリスクがあります。そのせいなのか、「よく投稿してくれた。わが社のステータスが上がった」とねぎらってくれる人が社内に一人も居ないことが、少々さびしい所です。

 
「創」 2020/09/12   (37/52週) スケジュール黒板をリニューアル
さる8月31日(月)、現役社員にもOBにもお馴染みの黒板(第2分析室の入口の壁にかかった月間スケジュール)が、リニューアルされました。

昨今のスケジュール管理手法であれば、PCデータを活用するとか(※当社も営業部ではデータをテスト運用中)、便利なものがあるでしょうが、段取りが刻々と変わるスケジュールを技術部員が「一同で眺め、検討し、即刻共有する」というスタイルを支えるために、当社では黒板の活用が馴染んでいました。

それにしても、書けるのが1ヶ月分で「翌月すら書けない」不便さが一番のきっかけとなり、このたび社長主導により意見聴取と検討を重ね、黒板をホワイトボードに切り替えることになりました。

リニューアル後は、シート状のホワイトボードを重ね貼りし、半月分の表を4枚掲示。左側2枚を常に「翌月」のエリアとし、右側部分にサンプリング先(および測定ジャンル、出張担当者)を書いて行きます。

使い始めてみると、同じ面積でも「チョークで縦書き」するより「ペンで横書き」のほうが沢山かける上、黒板時代も活用していたマグネットの出番がさらに増え、「書く」という行為が大幅に減りました。その姿は韓国の食堂メニューさながらで、黒(濃緑)色から白色になったため、室内の雰囲気も明るくなりました。

もとの黒板さんの、永年にわたる活躍に一同感謝です。

 
「感」 2020/09/05   (36/52週) 個人サンプリング法の書籍が入荷
作業環境測定の新しい手法である個人サンプリング法を学ぶ講習を、当社の測定員もこの11月から順番に受講する予定です。

先週の初め、その講習で使うテキストが1冊、郵送されてきました。
講習は受講者があらかじめテキストを入手する必要があり、それが早々に届いたと思ったのです。

ところが注文してあった部数と異なるし、一同で「何かな?」と思って荷姿をよくよく確認すると、JAWE(ジャウエ/日測協)からの郵送物でした。つまり、JAWEの会員企業への特典として、進呈されたもののようです。

受講者は、あらかじめ下読みなどできるので、重宝しています。

 
「感」 2020/08/29   (35/52週) 物置タイプの喫煙ルーム設置時の注意
物置タイプの喫煙ルームを、屋内(建屋の壁から離れた位置)に設置する際は、排気の設計に注意が必要です。弊社のお客様が貴重な体験をされたので、ご紹介します。

工場で受動喫煙対策をすることになり、いつも営繕をお願いしている工務店さんに施工を頼んだ、というお話。

建屋内・現場フロアの中央に、喫煙コーナーがあり、そこを物置タイプのボックス(四角いコンテナハウス状)で囲い、中でタバコを吸えるように検討。緻密な設計をしているとコストがかかるし、工務店さんも「有圧換気扇をつけるから大丈夫!」とのことだったので、お任せしたとのこと。

工期中、まず物置を据付け、換気扇をつけた段階で風速を測ってみた。「ドアを全開にした状態で上段・中段・下段の風速が0.2m/s以上」というのは、この時点で楽々とクリア。ガラリの付いたドアが、内側にしなるほどの吸込みだった。

そこから工期が続行します。換気扇の出口にSUS製のチャンバー(四角いボックス)をつけ、そこからダクトで天井まで排気する……というダクト系を構築。ところが、ここまで済んでから測定すると、なんと風速が0.1あたりをフラフラする状態に。

工場から改善を強く要求したところ、工務店さんが知見を集め、次の改善を行いました。

1.壁の換気扇で「押す」のをやめ、離れた軸流ファンから「引く」ようにする。
2.チャンバーの内壁をなめらかする。(気流の乱れ防止)
3.ダクトを太くする。(内壁の摩擦係数の改善)

これらの対策により、風速は規定の 0.2m/sをクリアしました(この測定は弊社が担当)。

当初、工事前に弊社へ測定のオファーをいただいた時点で、いちおう「設計の簡単な審査をしましょうか?」と申し出ていたのですが、もう段取りが固まっておりアドバイスの出番はありませんでした。
しかし、たとえ絵を拝見していても、上記3点のような改善案を瞬時に思いつかなかったでしょうから、この事例は(お聞きして)たいへん勉強になりました。

ちなみに講習の演習では、チャンバーの圧力損失係数は、入口(拡大)と出口(縮小)で番地数が2ヶ所の扱いとなり、それぞれ1.0と0.49などにします。90度ベンド(エルボ)の0.21などに比べ、アイテムとして随分と大きい抵抗となり、ファンの馬力を抑え込む点が要注意です。

 
「感」 2020/08/22   (34/52週) 溶接作業の初歩をマンガで情報収集
当社も測定機関として、溶接ヒュームの法改正(R3.4〜)に対応する準備をしていますが、対象となる作業や作業場の分類に関する解釈が難しく、苦戦しています。

「どうしてこんなに分かりにくいのだろうか?」とミーティングで毎度のように議論白熱しているうちに、技術員の1名に新しい動きが出ました。その1名は、自己研鑽として図書館で関連図書を借りたそうです。「トコトンやさしいシリーズ」という漫画で、溶接の分を読んでみたとのこと。

よくよく考えると、私どもは測定でしょっちゅう「溶接現場にお邪魔している」ものの、「溶接作業そのものを理解している」というレベルではありません。とりあえず知見補充の入り口として、漫画を活用するのも一助になるのでは? と思われました。

そこで、すでに技術部は「トコトンやさしいシリーズ」の内容を共有できるので、営業部としては別の漫画を調達してみました。(もちろん両部門で活用するため)

11月に当該法規の測定に関する講習会を控え、これらの漫画に目を通しておいたことが、受講者の理解の下支えになれば幸いです。

 
「創」 2020/08/14   (33/52週) 技術部メアドと空調服、運用開始
◆技術部メアド
8月4日から、会社の代表メールアドレスに加えて技術部の共用メアドが設置されました。
主たる目的は、教育です。日測協のメールマガジンなどを、技術部のフロアでじかに閲覧することで、時代に遅れない知見・感覚・判断力を養います。

ちなみにアカウント名は、技術部全員から公募されました。社長がそれらの応募作品から「文字数の収まり」「共用だとわかり易いか」「感覚の新しさ」などの着眼点から吟味し、最終的に部長と新入社員による2案をミックスする形で決まりました。


◆空調服
8月13日から、出張サンプリング用に空調服が支給されました。個人ごとに支給(※今回は既成品サイズで間に合う人を優先に)。

この夏は、暑い屋外作業でもマスクを着用したり、熱中症リスクが一段と高まっております。とりわけ炉に近接した排ガス測定などのほか、し尿処理施設の臭気測定にも重宝すると思われます。

 
「達」 2020/08/09   (32/52週) 市民勉強会(高槻市)の再開状況
櫻井会長が(基本的には私人として)「高碕達之助に学ぶ会」との交流を始めさせていただいたのは、今年の2月末頃でした。

3月からいよいよ定期的な会合でご縁が深まっていく……という矢先、コロナの影響で会合は自粛を余儀なくされ、新規参加者としては出鼻をくじかれた状況でした。
その後、ようやく第一波がおちついてきた折に主催者様が判断をされ、6〜7月頃から会合が再開されています。

会合は、(われわれ社員は直接存じ上げませんが)テーマを決めて毎回、発表者を立てるスタイルのようです。発表者は一般会員からも選出されますが、政財界の偉人を研究する研究者・学識経験者の方々が補足説明・サポートをして下さる形です。

さる8月3日の会合でも、櫻井会長が新参者ながら発表者デビューを果たしたようですが(注・本人は営業トークに慣れている反面、スピーチ関係は超苦手)、研究者の方が手厚くフォローして下さり、なんとか無事にこなさせていただけた模様です。

同会は平均年齢も高めの会合ですし、今後もコロナ対策を徹底して運営され、再度自粛等のご判断も適時なされていくことと思われます。

 
「感」 2020/08/01   (31/52週) 環境計量・点検時の安全配慮
事業主には、従業員(雇用関係は不問)にとっての安全配慮(労災・健康障害の防止)と職場環境配慮(ハラスメントの防止)に対し、未然防止や改善のアクションを起こす義務があります。

当社は工場ではないので、ラボの操業に伴う物理量は少ないのですが、サンプリングの出張先では勝手が異なります。作業環境測定の現場は比較的問題ないのですが、環境計量や点検に類する作業では、ときに注意を要します。

今年、当社が取り組んでいる安全配慮の事例案件です。

【事例1】排ガス測定における、熱風による火傷の防止
・設備:官庁施設の炉
・設備の難点:フランジ(測定口)が無く、屋外排気口にて要測定
・課題の共有:施設のご担当者と共有。
・対応状況:次回更新まで気をつけて作業する。(自衛用の盾を試作中/写真)

【事例2】排ガス測定における、転落防止
・設備:食品工場のボイラー
・設備の難点:高所のフランジに寄るのに、設備の間隔が狭く脚立が立てられない。
・課題の共有:施設のご担当者と共有。
・対応状況:当社の社長と営業員が見学に来訪。打合せの上、ご担当者が専用の台を用意して下さり、初回測定が無事に終了。

【事例3】局排の定期自主検査における、巻き込まれ防止
・設備:塗装ブースの局排
・設備の難点:ファン駆動部分のカバー類が腐食し、脱落している。
・課題の共有:当社技術員→営業員(・社長)→施設側ご担当者、まで共有している。
・対応状況:危険度の見解に温度差があり、これから実地検分の機会をセッティングしていく。

【事例4】排ガス測定における、火傷の防止
・設備:印刷工場のボイラー
・設備の難点:設備が更新されてから、設置場所での人の動線がせばまり、熱を持った部材に触れそうになりながらの移動となる。
・課題の共有:当社技術員(/営業員)→施設側ご担当者→管理部門、まで共有。
・対応状況:施設側の管理部門の見解が、とりあえず「業者のほうで工夫して下さい」とのこと。

設備のユーティリティー部分というのは、付加価値を生み出す表舞台の舞台裏であって、「測定・点検をする人にやさしい、行き届いた環境」というわけにはいかないケースがほとんどでしょう。

われわれ環境計量や点検を受託ジャンルに持つ業種は、自身の活動そのものが「お客様にとっての非定常作業」であることを常にわきまえて、自衛のスキルも含めて期待を背負っている……という立場のもと、課題は課題で共有していただきながら安全を確保してゆきたいものです。

 
「創」 2020/07/23   (30/52週) 創業30周年・記念エコバッグ
創業30周年にちなんで、記念エコバッグを製作しました。
当社オリジナル・ロゴ入りで、図案は4タイプのなかから社内投票で決めたものです。

お取引先へのご挨拶用に作られましたが、社員にも、社長より(各自希望の色のものを)1つずつ支給されました。

環境系の事業に従事する当社社員が、コンビニでレジ袋などを消費していると、プラごみ減量やSDGs全般の趣旨に反します。努めてこのエコバッグを活用したいものです。

それとは無関係ですが、ラボ農園のほうも収穫の盛りを迎えつつあります。社員は野菜を持って帰るときにも、エコバッグを使ってしまうかもしれませんね。

 
「感」 2020/07/18   (29/52週) 新人研修が終了、配属へ
本日7月18日は、現社長の就任記念日です。(満3年、決算4期目)
さて今春に入社した学卒新人の女子1名が、無事に研修期間を終え、技術部に正式配属されました。

この3か月ほどの研修期間中、ラボで体験した分析作業は32項目(すべて実作業のOJT)。そのうち当社でオリジナルの手順書を用意していない3割の作業については、分厚いJISの本を直接読んで実施する体験をしました。
出張サンプリングについては、週に1〜2回先輩に同行し、経験を積みました。(排ガス測定・作業環境測定・採水・空気環境測定など)
自動車の運転の訓練(社員が指導)については、構内で4回、路上を5回こなしました。

ユニホームには白衣と作業服がありますが、ほとんどを作業服で過ごしました。(昼休みにボールで遊んだりするので、着替えが忙しい?)

研修期間の満了をもって、社長より配属辞令の手渡しがあり、本配属初日にミーティングで全員に訓示がありました。
「働きぶりは今までと同じで良いですが、社会人としてさらなる自覚に期待します。先輩社員たちも、(研修期間が済んでも)今以上に手ほどきをすること。」

給与の締めの7/21付けで職務分担表が改訂され、新入社員はいよいよ技術部内の職務分担に組み込まれます。

 
「感」 2020/07/11   (28/52週) 安全週間にゴーグルとお茶・野菜
恒例の安全週間が、今年もコロナの影響下で訪れました。
(第93回全国安全週間、7/1〜7/7)

当地管轄の北大阪労働基準協会支部は、安全大会に代えて実施要綱説明会を開催(6月24日 守口門真商工会館)。特別講演の演者を招かず、1時間のコンパクトな講習を実施なさいました。

当社の取り組みとしては、防じん眼鏡を、共用から個人支給に切り替えました。(ゴーグルほどの密閉度はないもので、眼鏡の上から装着できるタイプを新規調達)

その他、熱中症対策として、出張する測定員のために、毎日お茶が支給されています。(名前を書いたマイ・ペットボトルに社長がお茶をつめて下さいます)

また社長宅の家庭菜園の夏野菜が、なり盛りを迎えており、ナスビ・シシトウ・トマト(プチトマトよりやや大きいもの)などが週に数回、社員に配給されています。
これも熱中症対策になっているかもしれませんね。(会長夫妻の出勤前のガーデン・ワークが頼りです)

 
「感」 2020/07/05   (27/52週) 戯れに積極性を分類してみる
分析の会社で営業部に所属しているせいか、人のもつ積極性についても、私の頭は自然と分析モードになっています。

「何事にも積極的な人」と、「何事にも消極的な人」というだけでは、積極性の総量(トータル・ボリューム)しか見ていません。そこへ、その積極性の配分先として、「どうでも良い事」と「肝心な事」を加えると、個人差の類型は2つでなく、4つになります。

【1類】どうでも良い事に積極的(↑)で、肝心な事にも積極的(↑)な人
【2類】どうでも良い事に消極的(↓)で、肝心な事には積極的(↑)な人
【3類】どうでも良い事に積極的(↑)で、肝心な事には消極的(↓)な人
【4類】どうでも良い事に消極的(↓)で、肝心な事にも消極的(↓)な人

私は自分の本性を、「やや【3類】寄りの【4類】」だと思っており、そこから社会化するために、「できれば【1類】を目指しつつ、最低限は【2類】を確保」できるよう、心がける習慣がついています。

若い人はバイタリティーの総量が大きいので、積極性を全方位に向けたほうが、相乗効果で活力が増してくる「かけ算」の世代。
それが中高年になると「引き算」の世代へと移行していきます。なけなしのバイタリティーをかき集めて、必要なことから使っていく感じですね。

ちなみに大阪近辺の表現では、どうでも良いことに積極的な傾向を「うれしがり」と言い、肝心な事に消極的な傾向を「あかんたれ」と言います。「あかんたれ」な人種には2種類あって、【4類】のあかんたれは素直で愛すべきタイプ。そして【3類】のあかんたれは、残念で心配になるタイプ。(私人の例:結婚適齢期なのにお見合いを拒絶して趣味に入れ込む。公人の例:社業そっちのけで社外交流に入れ込む。)

心配な点は、かけ算が成立していないのに、かけ算の真似事だけを繰り返していること。それでは引き算すら出来ていない状態が長期化し、公私いずれのケースでもそれ相応の影響が出てくるでしょう。そして個人レベルだけでなく、周囲にも波及して行きます。

けっして「あかんたれ」はダメだと非難するつもりはないので、そのニュアンスがわかっていただけたら幸いです。私の本性も「あかんたれ」です。


 
「感」 2020/06/27   (26/52週) 社員に抗体検査を実施
当社では先週、社員本人とその配偶者を対象に、新型コロナウイルスの抗体検査を実施しました。

検査キットはジャパンヘルスケアサービス株式会社が販売するもので、当社社長が現在世話役をしている日本YEG(地域ごとの商工会青年部の連合会)が企画する「YEG抗体検査データ収集プロジェクト」を利用して調達したものです。

検査方法は、キットに付属の針で指先から数滴の血液を採り、ペーパークロマトグラフィーのような感じで浮き出た線の位置や数によって、A・B・C・Dのカテゴリーで判定を出します。作業全体の所要時間は15分で、当社では各自の自宅で行うことにしました。

A:非感染者。または、抗体ができていない。(偽陰性率も数%あり)
B:感染能力ありの可能性が否定できない。(偽陽性率が10%程度あり)
C:人に感染させる可能性は低い、かつ感染しにくい。
(過去に感染した可能性有り)
D:治りかけの可能性があり、Bより感染の可能性は低い。
(偽陽性率が10%程度あり)

さる6月22日(月)〜23日(火)に判定を行い、結果は社員とその配偶者の全てが「A」判定でした。


ちょうどこの6月下旬から7月下旬にかけて、サンプリングで訪問する事業所のうち医療機関・医療系が3軒、そして水道水のインフラを司る大阪広域水道企業団の4施設のラボが含まれ、予定されていました。
(どの法人様も大切ですが、上記はとりわけ当社社員がキャリアーとなって入場してはならない先だと言えます。)

その直前に、このような検査で確認ができ、ひとまず安堵しております。
(もし「B」判定や「D」判定の技術員が出た場合、念のため出張チームから外しておく措置のほか、出勤についても判断材料となっていたので)

今後とも検温や消毒を怠りなく、続けて参ります。

 
「創」 2020/06/21   (25/52週) サーバーずっこけ物語
もともと当社のパソコン環境は、部署ごとに共用のPCをスタンドアロンで運用していました。それを2年前(2018年5月)、サーバーを据えてネットワーク化。その構築を手掛けたのは、(既存の取引業者とコンペで競うことなく)当社から指名された、新規の業者でした。

そこからサーバーの活用が進むよう、社員たちが仕事の合間にデータ(主に文書ファイル)の保管方法を微調整していきました。
個々のデータの所在が「僕にだけはよくわかる」場所に隠れていないよう、端末のデスクトップに並んでいた玉石混交のアイコンを間引きしたり、顧客名の先頭にアルファベットをつけ、エクスプローラー上での視認性を高めたり……。保管してある情報を(より共有しながら)活用するために、不要な情報・もはや出番の無い情報は削除するか、保管場所を変える。これは企業活動の出来栄えを担う2大要素:「心がけ」と「仕組み」のうち、「仕組み」に関する道具立てを構築し、維持する活動でありました。

そして2年が経過した今月、サーバーが物理的にクラッシュ。バックアップの態勢は、アイテムの面では万全でした(ローカルデバイスとクラウドの両面からの支え)。しかしその直後、困ったことが発覚します。

破損したこと自体は想定内とも言える事象でしたが、業務が滞らないようバックアップをどういう形で取っておくか、その方針に曖昧さが潜在し、コンセンサスが抜けていました。その結果、「差分追加型」のバックアップデータから業務環境を復元するのが、唯一の選択肢となりました。

こうして復元されたデータの状態は、「必要なもの」は一切消えていない反面、整理整頓する以前のデータが最新の「必要なもの」と併存する形になっていたのです。
この状態は、たとえて麻雀やポーカーで自分の手を作っているとき、牌やカードの顔ぶれに、捨てた牌や一巡前・二巡前の手などが枚数を超過した形で手元に混然と戻ってきている状態です。

「文書ファイルのくくりと配列については、それ自体が情報であり、付加価値であり、本業を遂行するための判断材料だったのです」という当社の主張に対し、業者側の受け止め方は、「それはひとつの運用スタイルであって、普遍的な価値尺度ではない」(=業者として過失は無い)というものでした。その前置きのもと、同じ名前のファイルに関するディレクトリを列挙して示す表の提供が申し出られました。その表を参照しながら、当社側のマンパワーでデータを掃除していく方向で、話が落ち着きました。

この出来事(解釈の相違)により、当社はこの業者とのミスマッチを初めて自覚するに至ります。今後、この業者に社業を盛り立ててもらえるよう、当社はこちらの望むニーズを根気よく伝えていくことになります。

かくしてサーバーを提供した業者は、「サーバー」というものの役割を体現するような保守活動は、してくれていなかった。
ひるがえって当社自身も「測定・計量」というものの役割を体現するような活動が、果たしてできているだろうか?

そのことを常に自己チェックして行きたいものです。当社も顧客をずっこけさせる側にならないために。

 
「感」 2020/06/13   (24/52週) サーバー復旧時のデータ保持
木曜日の朝、始業前にパソコン端末をつけると、珍しいことに端末がサーバーにアクセスできません。
保守をお願いしているITディーラーさんにサポートしてもらうと、サーバーの電源が切れていることが判明。出張修理で診てもらいましたが、どういうわけか起動しないので、筐体を持ち帰っての修理となりました。

さて業務を継続するためのデータの復元ですが、バックアップデータは補助デバイスにあるものと、クラウドに退避したものがありました。修理中は補助デバイスを仮のサーバーとして運用することになりました。SEさんに各端末からのショートカットを付け替えていただき、その日の初動対応は完了。

その後、「さり気なくもとんでもないこと」が発覚しました。情報系のデータ保持に不具合が起きていたのです。

不具合といっても、「必要なデータがバックアップできていなかった」のではなく、不要な古いデータがよみがえり、最新のデータと併存している……という状況です。

仕事でパソコンを活用する際のディレクトリ構造というのは、仕事の状況が進むにつれ、いわば人為的に最適化していきます。画像の「枚方市」の例ですと、枚方市の記録が大きくなってきたので、年度別に分けていこうか……などと、ファイル名をつけ替えて行くのです。そこへ年度のない、かつての「枚方市」が突如復活している。こんなケースなら、利用者が気づいた時に削除をしておけば、以前の最適化に戻れるでしょう。しかし、「寝屋川市」の例にあるように、施設ごとのファイルにしていったところへ単なる「寝屋川市」がさりげなく復活していると、本当にここ独自の記述内容が無いかどうか、人が手間をかけて確認して行かねばなりません。

このようなことが、もし基幹系システムで起きていたなら、その復旧の手間は相当なものになるでしょう。

バックアップとは「(適切に)復元できてこそ」のバックアップ。
ウイルスに感染したわけでもない、ましてやサイバー攻撃を受けたわけでもない。1つの機器が「突如クラッシュする」というのは危機管理上、充分に想定内の出来事のはずです。これが適切に復元できなくては困りものです。

さて、ITディーラーさんの「当たり前の」フォローと再発防止に期待します。

 
「感」 2020/06/07   (23/52週) ヒュームの法改正、解釈に奮闘
4月22日付け官報で、溶接ヒュームと塩基性酸化マンガンが特定化学物質として規制されることが正式に報じられました(関連法規を改正する省令・告示)。これらの施行(令和3年4月1日)にあたり、当社でも測定受託先企業2社様より「うちの場合はどう対応したらよいか?」と問合せをいただきました。

目下、社内勉強会を開いてこの法改正の解釈に奮闘しています。

【発端】
厚労省から労働局長(都道府県ごとの監督署の本丸)に発せられた「基発0422第4号」によれば、
・溶接ヒュームのばく露による肺がんのリスクが上昇している。
・溶接ヒュームに含有される)マンガンによる神経機能障害が多数報告されている。

【状況】
・大きな変更であり、関連諸団体がこれに対応するべく、意見募集(パブリック・コメント)などのアクションが進められています。
・今回の実施義務に含まれる「個人サンプリング」という手法自体が、まだ定着していないものにつき、未知の要素・周知されない要素が余計に多いです。
・金属アーク溶接では溶接不良を避けるために溶接点での風速制限があります。局所排気装置の設置をただ形式的に要求しても無理があるので、そのことへの配慮が規制の内容を複雑化(現実化)しているようです。

【法改正の骨子】
当社なりに、今回の法改正を次のように大づかみしています。
 §ヒュームを特化物として、扱いを立ち上げた。
         ↓
 §(ただし監視は作業環境測定ではなく、個人ばく露の扱いにて)
   数値は作業環境測定のものを使うが、判定は無い。
         ↓
 §監視状態が悪ければ、換気は全体換気で良いので、保護具で衛れ。

【戸惑う点】
・分類。分類表でもなければ理解しづらい複雑さ。(画像は当社が仮に作ってみたものです。)

・ヒュームの定義。事業所の管理部門の方は、「結局うちなら、どの作業場でヒュームが出ているのか?」(『継続して行う』という表現は、粉じん則の『著しく発散する』のような見解の相違をはらんでいる。)

・作業場の二重定義のばらつき。これまで粉じん則由来の作業環境測定を行い、特殊健康診断もじん肺のほうを行ってきた作業場については、(それを継続しつつ)特化物のジャンルがつけ加わるのが妥当と思われる。一方、じん肺系のフォローをして来なかった作業場については、特化物由来のフォローのみを新規で行うといった差が出てしまう?


今回の法改正への対応は、このように混乱を伴いますが、個人サンプリングという手法がなぜ出現したのか(日本の作業環境測定の分野になぜ進出してきたのか)を具体的に理解するための切り口となるようです。

(労働安全衛生において『場所』という概念が希薄にならないのであれば、管理がより効果的な形にチューニングされていくのは結構なことです。)

 
「創」 2020/05/30   (22/52週) 来期への布石と備え

当社の決算日は5月31日。したがって先週末は期末の最終稼働日で、終礼でも技術部長より総括コメントがありました。(詳細は省略)

◆営業活動では、見積書の最終採番が先期239番→今期272番と増加。

見積件数は増加しました。ただし内訳としてリピート見積が含まれ、又その中でもお客様の内部統制やワークフロー整備による提出機会の増加もみられます。
2月・3月に引合いが集中しましたが、コロナの影響のせいか休眠している案件がいくつかあります。6月になり、それらが起き上がって来た場合は鋭意対応して参ります。

◆機材では、期末ラストに微風速計を調達。

数台ある微風速計は、順々にバージョン・アップして更新されます。今回調達したのは、柴田科学(株)製「ワイヤレス風速・温度計」(ISA-101)。
既存の機材と比べ、とにかく軽い。測定員としては、そこそこ重量のある機材のほうが現場で安心して使えるとのこと。時代と逆行しないよう、努めて慣れていく必要があります。

◆通勤のコロナ対応が一区切り。

コロナ第1波に対する自粛は一区切りをつけ、来週より電車組は(バイク等から)電車通勤に戻り、時差出勤だった人も通常出勤に戻ります。

コロナ影響下でスタートする新決算期、お客様とともに、少しでも良い内容を描いていけたらと願います。

 
「感」 2020/05/23   (21/52週) お茶の間にNITEが登場
土曜日の朝、NHKニュースで「NITE(ナイト)」がURL参照先として報道されました。話題は新型コロナウイルス対策として消毒に有効な物質に関するものです。

◆ナイト>お知らせ
https://www.nite.go.jp/information/

物質ネタで「ナイト」と来れば、安全衛生にたずさわる者としては「ナイトクリップ」を連想します。化学物質リスクアセスメントに取り組む際、初期リスク評価書など文献紹介が読める、総合的なデータベースです。

◆ナイトクリップ NITE-CRIP 化学物質総合情報提供システム
https://www.nite.go.jp/chem/chrip/chrip_search/systemTop

テレビで言っていた「NITE」も、これと同じく(独立行政法人)製品評価技術基盤機構が運営しているようですね。

 
「農」 2020/05/16   (20/52週) 野菜と新人が準備中
会長・社長宅ではジャガイモ等の栽培が始まっていますが、会社のほうは、まだ花だけが見える状態です。

「人の苗」としては、学卒新人では約8年振りの入社となる女子1名(技術員)が研修中です。

当社の規模なので、緻密な研修カリキュラムは無いのですが、初めの1ヶ月は日報を記録して内容を毎日チェック、分析作業やサンプリングの同行をまんべんなくOJT体験できるよう、随時調整しながら進みました。

先週は予定どおり、社長による進捗面談が実施され、ここから日報→週報に切り替えて、さらに技術員の活動ペースに順応していく形です。
自動車を運転する機会も、週1回ほど設けることができ、構内から路上へと徐々に成果が出ています。

コロナで自粛のさなかにつき、新人歓迎会がセッティングできず残念なところ。昼休みなど、皆で和やかに歓談しつつ時期を待っています。

 
「語」 2020/05/09   (19/52週) 圧力損失計算表
局所排気装置を新設する際、据付工事着工の1ヶ月以上前に労働基準監督署に工事を届け出ることが義務付けられていますが、その際の提出書類のうち、最も主役となるのが「圧力損失計算表」です。

局排は、発散源を狙ったフードのところで「定常吸込み気流」を作るために排気のダクト系(配管経路)を設けてファンを動かしますが、フードに要求される法定制御風速を満たすにあたり、「そのダクト系の『圧力損失』を勘定に入れても、このファンの馬力で規定の風速は出ます」という、製作前の机上計算も満たしておかねばなりません。圧損計算表はその計算をした証しとなる表のことです。

なお、この計算表をもとに確認すべきことが他にもあります。

◆流速が落ち過ぎないか
粉じん作業場の局排の場合、気流の速度が遅すぎる区間がダクト系の一部に出来てしまうと、そこに粉じんが堆積するリスクがあります。それを回避するためには、ダクトの太さをより細く設計したりします。

◆「静圧バランス」がとれているか
複数のフードからダクトが合流していくようなダクト系の場合、空気は自分が通るときの「ひっかかり」が少ない管ばかり狙って通ってしまうので、特定のフードはほとんど吸っていないような設備になる恐れがあります。それを回避するため、計算表では主ダクト・枝ダクトごとに静圧を小計し、そのばらつきが少なくなるよう設計します。(※実機の微調整はダンパーにより可能)

届出申請は工場など事業主が主体的に行うのですが、「圧力損失計算表」については専門的なので、もちろん設備業者(メーカー)が代理で用意します。

ちなみに私ども測定機関が定期自主検査を代行で請ける際、お借りできる場合は届出申請時の書類をインプット情報として拝見します。その際、けっこう間違った内容のものもあります。私は異なる設備業者殿の作成した圧損計算表で、ファンの上流(吸込み側)の静圧がプラスになっていたり、圧力損失がマイナスになっている例を見たことがあります。

ファンの前後のダクトを漫画チックに描くと、吸込み側では細くなり、吹出し側では太くなります。すなわち静圧(空気がダクトの内壁を押す力)はファンの上流では負圧でないと、おかしいですね。又、圧損は空気の通るときのひっかかりですから、管内が負圧だろうが正圧だろうが、プラスとして存在しないとおかしいです。

こういう書類でも、監督署の受理印が押してあります。(※受理は仮受けですからそれで良いのですが、審査後に差し替えを命じられなかったのでしょうか?)

設計とは、行きつ戻りつしながら良い形にたどりつく行為なので、書類を作成する側も、表のエクセルに潜んでいた演算式などを鵜呑みにしないことも、大切かと思われます。

 
「感」 2020/05/02   (18/52週) 換気の奨励を裏付ける局排講習
最近、コロナ対策で換気が奨励されています。
空気感染を起こさないコロナに、なぜ換気? と初めは不思議な感じでしたが、くしゃみの飛沫を特殊な画像処理で追った映像がテレビで紹介されると、「ああいうのを避けるための換気なのだな」と納得する方も多かったと思います。

私ども測定機関は工場換気にも携わっていることから、局所排気装置にまつわる講習会を受講したりします。そのなかでも、換気の重要性を裏付ける基礎知識が紹介されていました。

「ストークス(Stokes)の抵抗」
1つの粒子状物質が空気中を重力で落下する場合、空気の粘性に応じた抵抗を、落下方向と逆向きに受けつつ落ちていく……というもの。

無風状態で常温の空気中のモデルで、水滴の落下を考えた場合、粒径0.1mmでは約0.3m/sの「終速度」(落ち始めからストークスの抵抗と拮抗し、最終的にゆっくり一定の速度で落ちていく速度)となり、粒径が0.01mm(10ミクロン)となれば、終速度は0.003m/sとなる。

要するに、ガス状ではない飛沫などのごく小さな粒も「なかなか落ちてこない」か、「永久に落ちてこない」ような調子で浮遊している、ということですね。

 
「感」 2020/04/25   (17/52週) コロナ対策の取組み状況
先週月曜日あたりで、当社自身のコロナ感染予防の対策がほぼ出揃って参りました。

会社への出勤は、原則として当日起床時の体温が37.0度以下の人に許可されます。

マスクは、工業用のものも通常のものも100%会社支給が軌道に乗りました。
(取引先・関係先のご厚意に少しずつ助けられ、誠に感謝です)
通常のマスクは節約のため、サンプリング出張時や電車通勤時は使い捨てを用いますが(当日中に廃棄)、そのほか社内〜会社近辺で過ごす際を念頭に、布製マスク(社長夫人の手作り)が社員に2枚ずつ支給されました。

消毒液は、2種類のスプレーを常用し、社屋内外や機材の洗浄、ならびに車両や出張チームの身なりの洗浄(入構時)に用いられます。

社員の通勤については、電車通勤組を対象に社用車を貸出したり、時差通勤を推奨しています。マイカー・単車を持っている社員は、自主的にそれを用いております。

テレワークは、業種的に実施が難しいのですが、総作業時間における通勤頻度(出勤日数)を低減する工夫を始めています。

また情勢のニーズに応じて、これからも社長が手を講じていくと思われます。

 
「創」 2020/04/18   (16/52週) 一般競争入札に初参加
さる4月7日、隣接県の官庁(自治体)で行われた一般競争の入札案件に、当社も応札しました。人が出向いての古典的な入札ではなく、郵便入札の形態で行われ、結果は他社殿が落札されました。

普段、指名競争入札にはよく参加していますが、一般競争入札への参加は、当社として初体験となります。

今回の案件(水質検査に類するもの)は従来、指名競争入札の形で毎年運営されていました。それが自治体側の方針で一般へと扱いが変わり、(当社は従来の応札業者・請負実績業者としてご案内を頂戴できたので、)応札してみることにしました。

入札の応札にあたっては、毎年もしくは数年ごとに行われる「入札参加資格登録」を済ませてあることが前提。指名競争入札では、多くの自治体でこの手続きが11月〜2月に集中し、応札希望業者が事務手続きに奔走するのが風物詩となっています。

このたび一般競争入札への参加にあたり、指名競争で済ませてある登録手続きでは流用できず、一般は一般であらためて登録するという体験をいたしました。

今回いただいた開札結果を拝見しますと、応札した業者は指名競争の時代と変わらない、いつもの顔ぶれでした。「未知の業界から多数参入して、今まで見たことのない安値で落札していった」というような現象ではなかった点は、少し安堵した思いです。

業界の専門性というものが、ある程度認知された上での結果なのかもしれません。

 
「創」 2020/04/11   (15/52週) 工業用マスクの仕様を変更
当社の測定員が出張サンプリングの際に着用する工業用マスクを、このたび別のものに切り替えました。

これまで当社で採用していたマスクは3種類。
・面体と交換フィルターで構成される防じんマスク(粉じん作業場用)
・面体と吸収缶で構成される防毒マスク(有機溶剤作業場用)
・両方の作業場で使用する簡易的な使い捨てマスク

使い捨てマスクは、一般の白いマスクのような外観をした中に、活性炭の層を備えたもので、かなり微細な粉じんも捕集できるものでした。

ところがこのマスク、昨今の新型コロナウイルスの影響で、社内在庫が切れても調達の見通しが立ちにくい状況となってきました。

このような背景もあり、このたび面体をかぶって使用するタイプの合理化を図り、共通の面体で粉じんと有機の両方をまかなえるものに変更しました。(フィルター・吸収缶ともに着脱できるもの)

普段の出張装備が軽くなれば、従来なら使い捨てマスクで済ませるような(有害物質の濃度が低い)作業場でも、手間どらずに面体をかぶって測定作業に入れるようになるはずです。

 
「感」 2020/04/04   (14/52週) 出勤前の体温計測を開始
先月末から当社所在地の寝屋川市も、新型コロナウイルスの感染者がゼロではなくなったようです。(市のホームページ/拡大抑制は比較的うまく出来ている様子)。

そんな中、当社内では社長通達にて、4月1日から社員各自が毎日出勤前に、自分の体温を測定することになりました。

37.0度を超える体温のあった場合は、基本的に出勤せず待機。会社に連絡し、指示をあおぎます。(同居家族に変調のあった場合も、これに準じる)

問題なく出勤した者は、タイムカードを通した後、傍にあるバインダーに記入をします。(朝の体温・朝食が食べられたか・電車組はマスクを着用して通勤したか)
バインダーへの記入は、役員も行っています。

 
「語」 2020/03/28   (13/52週) 試料名の不一致を避ける
作成した分析結果の報告書・証明書が、提供後に「差し替え」の発生する場合があります。
その原因の1つに、分析精度とは関係のない「試料名の不一致」というのがあります。(作業環境測定よりも環境計量の分野で発生)

依頼主であるお客様が「プラスターボード」とおっしゃったサンプルを「石膏ボード」と記載して報告した場合は、不一致にならずに通るかもしれません。なぜなら、内容的に同じものを指しているからです。しかし、「ケイカル板」と記載した場合、ものが違いますので、不一致に該当します。

断熱材でも、ロックウールとセラミックファイバーは不一致。人造でシリコン系の繊維という意味では共通していますが、後者にはアルミナが含まれおり、明確に別モノです。

ひとたび差し替えが発生すると、廃棄物であれば施主→工務店→解体業者→産廃業者→最終処分場と多くの関係者を経て書類が戻ってくる手間も起きます。分析作業という専門分野に気をとられて、試料名の確認が抜けないよう、営業部門としても心掛けて参ります。

 
「感」 2020/03/20   (12/52週) 学校関係の見学を受入れ
晴天だった火曜日、専門学校でこの春まで学んでおられた男性1名・女性1名が、見学に来られました。

当社で対応させていただいたご紹介コースは、実質2時間のささやかなもの。来社された方にとって、少しでも収穫があれば幸いです。

ひとくちに「ラボで分析する」といっても、その対象が産物(これから商品や産業資材になるもの)なのか、副産物(商材の製造過程でついでに発生するもの)なのか、に大別されます。私どもの業種は、副産物のなかでも人体・環境にマイナスな有害物質の量をはかることが、日々の取り組みとなっています。

したがって分析のジャンルとしては、華やかなほうではなく地味なほう(その証拠に、業界がドラマや小説の舞台にならない)。そんなジャンルを扱う日々を、「誰かがやらねばならない」という使命感から前向きに取り組める人が、この世界に定着している人だと言えるでしょう。

なにぶん当社の企業規模は、大手・中堅・中小・零細のなかでは後ろのほうなので、ご来社いただいても分かりやすい紹介スタイルとはほど遠いもの。それでも毎日出勤する仕事場に愛着を持ち、「自分の出来事」として仕事に関わっていることぐらいは、感じ取っていただけるはずです。

今後とも、学校関係の見学受入れ(事前予約により、1回2〜3名)に備え、当社なりにより良い収穫をご提供できるよう心掛けます。

 
「感」 2020/03/14   (11/52週) 社員向けの保育を受入れ
先週は1日だけ、社員の子供を会社で預かりました。うまくいき、楽しい1日となりました。

対象は、4歳の男の子が1名。
普段はこども園に通っているお子さんで、そこが休園中でした(政府要請から新型コロナウイルスに備えた期間)。
奥さんも働くご夫婦で、シフトの調整がどうしても1日つかないということで、会社に水曜または木曜の受け入れ希望を申し出。息子同伴で出勤できれば…… というわけです。(もちろん、パパに現場サンプリングの無い日を狙って)

会社側は、基本的にこれを歓迎。なにせ現役で事務を仕切る会長夫人は、小学校の教職経験者ですから、何ほどに構えることもなし。さらに木曜であれば、社長の妹君が娘さん同伴で加勢できるとのことで、受入れ日が木曜日に決まりました。

当日は、幼い元気な声で「オネガイ、シマスッ」と声を聞かせてもらえると、会社の一同もたちまち和やかムードに。以下、次回に備えた覚書きです。

◆送り迎え
 満員電車で引率するリスクを避け、前日から社用車を貸与するか、電車でも時間差をつける。

◆保育室
 ラボはガラス容器が林立して危ないので、居住区域の応接室を常駐位置とする。(トイレまでの動線も安全確保)
 パパはときどき顔を出し、あとは常時1〜2名が入室している形で、一緒に遊ぶ。

◆持参物
 上履き。
 腰掛け(イス)は今回、意外にも会社にあるもので代用できた。
 遊具。今回は会長宅のお孫さん用の古いものが活躍(電車のジオラマ組立てセット、樹脂製)。
 昼食。今回はお天気がよく、表の駐車場で社員とともにお弁当を広げました。

お昼寝なしで、大丈夫だったかな?

 
「達」 2020/03/07   (10/52週) 高碕翁のイベントに初参席
大阪府高槻市の地元で運営されるNPO法人「高槻名誉市民を語り継ぐ会」(馬渕晴彦会長)が取り上げる5名の偉人(没年順に高碕達之助さん・礒村彌右衛門さん・中井啓吉さん・村上三島さん・山崎旭萃さん)のうち、とくに高碕氏について運営される『高碕達之助に学ぶ会』(角 芳春会長)という会のイベントが先月行われ、当社から櫻井益雄会長が社員1名を伴って参席しました。
(同会の存在を教えてくださった方に、この場をお借りして感謝いたします。)

イベントは『第三回 高碕達之助 記念講演会 〜満州引揚の国士〜』と題し、高碕翁の命日である2月24日(日)に、コンサート等でおなじみの高槻現代劇場の305号室で行われました。200人余りは集まっておられたと思います。

会は3部構成で、メインの2部で東京から古海(ふるみ)健一さんを招き、『終戦前後の満州と高碕先生』と題した講演を拝聴しました。古海さんは86才とは思えない穏やかでしっかりした口調で、自身の幼い日の実体験(満州引揚げ)を踏まえ、お父君を通した高碕翁とのご縁を紹介して下さいました。

会場では高碕翁ゆかりのグッズ販売もしており、マイヤーレモン(果実または苗木。苗木は予約)・歯舞とろろ昆布・書籍『日中をひらいた男 高碕達之助』(牧村健一郎著/朝日新聞出版)が並んでおりました。当社会長は、レモンの苗を購入。この苗の育つのが楽しみです。

 
「感」 2020/02/29   (09/52週) 新型コロナウイルスと社業
現在、新型コロナウイルスによって市民生活・産業活動に本格的な影響が出てきていますが、当社の状況は次のとおりです。

社員にとっては、通勤や家族のケアで気を遣う面・協力し合う面が出ているようです。

社業については、設備系の案件が一部保留になったりする程度で、本業である測定・計量での延期・キャンセル等は発生しておりません。
また社内での分析作業に必要な試薬・部材等の品薄・欠品等も発生しておりません。

ただし、お客様の事業所では普段にない対応案件に追われてらっしゃるでしょうから、私どもはその背景を少しでも理解しつつ、測定先への訪問等をしていかねばと思います。

業務煩雑な折、安定操業をご祈念申し上げます。

 
「感」 2020/02/22   (08/52週) 溶出試験の前処理
土壌を分析する際、判定のバリエーションに「有害物質が隠れていても、雨水や地下水脈を通じて浸み出てこなければ、良しとする」という独特な尺度があります。

そんな溶出試験を行う際、土をまず乾かし、振とう機にかけて粒度のこまかいサラサラの検体に整えます。その前処理ができたら、ドリップコーヒーのように水をくぐらせます(水の重量の10%が土の検体という比率)。つまり直接分析しているのは、水ということになります。

当社で溶出試験をお請けする際の見積書に、含有量試験にはない「溶出料」という料金が積算されていますが、前処理にこのような時間と手間がかかるからなのです。

ちりめんじゃこでも、天日干しのじゃこは高いですよね?
自販機のコーヒーでも、インスタントよりドリップコーヒーが高いですよね?

ご理解いただければ幸いです。

 
「語」 2020/02/15   (07/52週) ダクト系とダクト径
局所排気装置や集じん機、空気清浄機にまつわる用語。
どちらも耳で聞けば「ダクト・ケイ」のため、一瞬(どちらのことかな……?)と戸惑います。

ダクト『系』のほうは、ダクトの系統全体を念頭に置いた表現。

空調の世界にマルチタイプの冷媒配管があるように、局排でも複数のフード(塗装なら塗装ブース)が1本の主ダクトへ排気を合流させていき、1台のファンで屋外排気している場合が多いです。

そういった一連の設備を、フード単体で見るのではなく、系統でとらえて議論するときに「ダクト系としてはこうなっている」などと言います。

いっぽうダクト『径』のほうは、読んで字のごとく、ダクト(断面が円形のダクト)の直径のこと。

直径を意識するタイミングは、局排の自主検査というより、当初の設計段階がメインでしょう。数値のパラメータとして、円形ダクトの直径寸法(角パイプを採用するなら、相当直径に換算した数値)を使ったり、そのほか断面積の形で試算に利用する際、ダクト径は出番があります。

 
「感」 2020/02/08   (06/52週) 社屋の温度計を更新
さる1月23日、会社の建屋内で使う乾湿温度計を更新しました。
(厳密な分析用途ではなく、居住区での室温確認用)

これまでの古めかしい水柱タイプのものから、いきなりデジタルに変えたのは、計画的というより社長の偶然のひらめきから。ホームセンターを訪れた際、『在庫処分』と掲示されたワゴンの中にあるデジタル温度計たちが、社長の目に飛び込んできたそうです。

そうだ。うちの社内では室温が(冬に)あたたか過ぎたり、(夏に)寒過ぎたり、温度調節が少々ルーズな感じだ。でももし、こんな数字がバーンと出る温度計があれば、社員に対する意識づけとして、(エアコンの設定温度ではなく)現状の温度がひと目でわかっていいなあ……。そのようなひらめきのもとに、温度計が数台、当社に引き取られていきました。

このひらめき、大げさにいえば「温度調節を怠ってエネルギーを浪費しない」、そして「廃棄されそうだった機器に出番を与えた」という2つの観点から、SDGsの心がけを実践したことにつながるかもしれませんね。

 
「創」 2020/02/01   (05/52週) 創立記念日の朝
1月最終日だった先週末の金曜日は、当社の創立記念日でした。
平成2年の創業から、この日で30年。
晴れて迎えた朝は、暖冬とはいえ、冷えて凛としています。

技術部員は全員、早朝から2チームに分かれてサンプリングに出発しており、ラボは無人の朝でした。

(夕方から人が会社に戻り初め、ちょうど2日前に開通した阪神高速「信濃橋渡り線」を使って帰った……などの話題が出ました。)

 
「感」 2020/01/25   (04/52週) 霧の日の路上運転と照明
先週の金曜日は、朝から珍しく霧が出ていました。

会社で朝のKYミーティングの際、京都方面の山間部へ出張する人に、「霧に気をつけて」との声かけがありました。

そこから、「どのように気を付けて走るのか?」という話題になりました。
「フォグランプの付いていない社用車もある」との発言に、「『フォグランプ』って何ですか?」との声が。世代のギャップで盛り上がるやら、驚くやら……。

実際にその日、マイカーで通勤した人は、(路上の他の車にならって)スモールランプを点灯して走ったようです。霧の日の照明は、自分の視界は改善されないものの、車同士、お互いの場所がわかり易くなるようです。

ミーティングでは、「対向車にLEDの前照灯をつけられると、あたり一面真っ白に光ってしまい、何も見えないときがある」という体験談が出ました。

滅多にない道路コンディションにおける法令・マナー等は、誰も慣れておらず、とりあえず他愛のない情報交換となりました。

 
「感」 2020/01/19   (03/52週) よく噛んで得られること
メタボ対策について、聞きかじりの情報を社内で披露し合うなかで、「よく噛んで食べる」というのが登場。
ひと口ごとに30回ぐらい噛んで食べる習慣をつけたら、やせるらしい。有名人の誰それさんも実践しているらしい……。

それを思い出しながら、休日に歯医者さんへ治療に行って来ました。
すると先生から、「認知症予防のためにも、歯は大事にしないといけない」というレクチャーが。

咀嚼(そしゃく)する(=噛んで食べる)ことから縁遠くなると、脳に血流が行かなくなり、脳細胞が機能停止して認知症が進んでいくとのこと。そして咀嚼ができるというのは、高齢でも歯が残っていて実現(あるいは歯がないならちゃんと義歯で補って実現)する。中高年ぐらいで歯周病の進行をどれだけ抑え込んでいるかが大切。そんなお話でした。

よく噛んで食べることのメリットを、2つ仕入れた感じです。
(あとは実践次第……!?)

ちなみに医療機関で認知症外来という診療科があり、最近普及してきたファンクショナルCTという検査機器で、血流部分に赤い着色をして(認知症が始まっているかどうかの)読影判定をしてもらえるそうです。

 
「語」 2020/01/11   (02/52週) ろしべすと
「ろしべすと」は、現場の用語(愛称?)です。

普段、当社で扱う石綿(アスベスト)の含有分析業務は、建材のアスベストと空気中のアスベストに大別されるのですが、「ろしべすと」は後者を指します。

◆活用例
「明後日の○○会社様の現場に行く人、車に脚立は積むの?」
「積みません。『ろしべすと』ですから。」


当社のミーティングでは、2日先ぐらいの出張予定の社用車を配車します。「現場専用車」と「営業・現場兼用車」の中から割り当てられるので、長い脚立が積めない車種も混ざっています。互いのチームの仕事の案件をつきあわせ、車種を融通し合う必要があります。

石膏ボード・外壁塗材・軒裏(のきうら)など、建材に含まれる(かもしれない)アスベストの含有量を分析する際は、検体の採取時にやや高所の作業が含まれる場合も。いっぽう空気中のアスベストの場合は、地面(床)に三脚を立て、ポンプでろ紙に空気をくぐらせる作業ですので、高所は関係ありません。つまり、脚立は要らないのです。

ちなみに、スクレーパーやバットなど、手作業系の機材を積めばよい建材アスベストの仕事に対し、「ろしべすと」の場合はポンプや(現地の電源をお借りするなら)電源ドラム等を積み込むニーズが。脚立が不要な反面、機材の総量は多いかもしれませんね。

 
「感」 2020/01/04   (01/52週) 若者の活気が伝わる測定
本年もよろしくお願いいたします。

昨年、ある測定現場で空気中の二酸化炭素の量が印象的でした。高等学校の授業中の教室にお邪魔し、空気環境測定(温度,相対湿度,浮遊粉じん,気流など)を実施していた時のことです。

生徒の皆さんが黙々と練習問題を問いている時間は、二酸化炭素(CO2)が700ppmぐらいを示しているのに、班に分かれてグループ討議のようなものを始めたとたん、ぐんぐん数値が上がって2000ppmに軽く達しました。(どうやら「話す」ことで、呼気の総量が増してそうなったのでしょう)

昨今、CO2といえば地球温暖化の原因として、悪玉のレッテルを貼られた感が。しかし教室で若者が対話して起きる二酸化炭素量の上昇は、(静かにお邪魔している)私たち測定員にとって、神々しささえ感じられる出来事でした。

若者の皆さん! 今年も活発な生活を送ってください。皆さんの存在そのものが、日本の未来です。

そして、室内の空気を浄化するには、自然換気(窓を開けるなど、単純に外気をとりこむこと)が何よりベストですよ。